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息子が1歳になりまして

母親1歳になりました。せっかくだからこの1年を振り返ってみようかと。ただピーピーと小鳥のように泣くことしかできなかった子が、今や自分で立ち歩き、オムツをゴミ箱に捨てるほどになるのです。

日々の成長ハンパない。

<ごはん>

納豆とお豆腐、しらすが混ざってればだいたい食べてくれる。あとはお味噌汁を薄めてあげることが多いです。張り切って別メニュー作ってた時期もあったけど「そんなん大変だよー。」「今日からやめな。」「大人が食べてるのをちょこっと分ければいいんだよ。」と言ってくれる先輩方に救われて、いいや!と手を抜くようになりました。

<よく行くところ>

用事がない日は近所の子育て広場に行って一緒に遊んでいます。だいたいお馴染みのメンバーがいて、子供の月齢も近いから、子育て、保育園、仕事、ご近所情報などいろいろ話します。いつもいてくれるおばあちゃんにみんな懐いていて、その方から聞く50年前のこの辺りの話がおもしろいです。

<おやこ保育園>

近所の子育て広場では話さないようなことをガツンと考えて対話ができる場。月に2回、半年間通います。「〇〇くんママ」ではなく、私としていられる貴重な場所。毎回テーマがあって、子供のことをじっくり観察もできるからすごくありがたい。前回「家族」がテーマだった時には、同じワークを旦那さんともやってみたりと、いいきっかけをたくさんもらっています。

<赤ちゃん合宿>

そんな風に名付けてるけど、筋トレとか研修とかする訳ではなく、あるお家に2組くらいでお泊りをさせてもらうんです。でも、それがとても幸せ。いつも平日は子供と二人っきりでしていること(ご飯、お風呂、寝かしつけなどなど)をみんなでやれるって、それだけで大家族みたいで楽しい。寝かしつけた後のゆったりとしたお茶の時間とか、みんなパジャマだし、もう幸せ。ありがとう、ゆうみさん。

<家族>

旦那さんの実家にめちゃくちゃ助けられています。ほぼ毎週のように行ったり来たりしていて、旦那さん抜きでお泊りにも行っています。何がすごいって、お母さんの気遣いがすごい。「祖父母の孫育てガイド」(があるらしい)をチェックして昔と今の違いも分かってくれてたり、「お母さんが一番大変なんだから。」って、とにかく優しい。いつも持ってきてくれるおかずで母乳ができてると言っても過言ではない。ありがたすぎて、家族の一員になれたことが結婚してよかったことのベスト3に入ります。

<息子>

子供ってこんなにじっとしていないものかと。一歳にもなると目が開いている間はずっとウロウロ、バタバタ、モグモグ、ゴツン、ウェーン・・・を繰り返してる感じです。どっか行くといつも後ろを追っかけてばかりです。でも、おやこ保育園で「けいくん、ちょーおもしろいね。」って言ってくれたママがいて、そこから子どもを見る目が変わった気がします。大変だけど、本当おもしろい。最近は靴が好きみたいで、下駄箱からパパの大きな靴を両手に持ってドヤ顔の笑顔でやってきます。シールをあげた時も、小さな手でなんとか画用紙に貼ろうとするんだけど、うまくいかないのがもどかしくてもどかして。最終的にはシール食べてました。この子にとっては何もかも新鮮で、ザルもボールも靴も紙袋もおもちゃになる。一緒に楽しませてもらってます。

<社会>

みんな冷たい。東京冷たい。子育てしにくい社会。ってよく聞くけれど、「みんなすごく優しいじゃん。」というのが正直な感想。私が楽観的でいいとこしか目に入らないからなのか。お散歩してたら誰かしら声かけてくれるし、駅で困ってたら一緒にベビーカー運んでくれます。一回90歳くらいのおじいちゃんに「手伝いましょうか」って階段で言われて丁寧に断ったくらいです。笑 バスでぐずった時にもおばちゃんから「謝らなくていいのよー泣くのが仕事なんだから。みんな赤ちゃんだったんだからねぇ」って笑顔で言われました。子連れで出かけるようになって人の優しさに触れることがグンと増えました。息子よ、ありがとう。
赤ちゃんに話しかけてくれるのと同じくらい、大人同士でも声かけ合える習慣があったら、もっと優しいやりとりがあちこちに増えるのになぁと思います。

<編みもの>

趣味、ついに見つけました。飽きっぽい私がこれだけ続いているのだから、趣味と言える気がします。編み図を解読すると早く編みたくてワクワクします。先月初めてやりたい人を集めて編み物の会を開催しました。継続できたらいいなぁと思っているので、興味ある方いたらぜひ連絡ください。

〈変化〉
出産を経て子育てを始めることが何か大きなきっかけとなることを少し期待してる自分がいました。「育休中に社会にこんな課題が見えてうんちゃらかんちゃら、、、、、」と。でもそんな切実な使命感、生まれなかったーー。唯一あることと言えば、「この地域に暮らしてる。」という意識が強くなりました。街を歩いてて挨拶をする人が増え、顔見知りのお店がほんの少し増えて。「ごはん食べにおいでー」って言ってくれるおうちや、「帰りに寄っていい?」「お風呂手伝うよー」と言ってくれる友人がいたり。近所で過ごす時間が圧倒的に増えたことで、地域のありがたさを感じられる機会がすごく増えました。
そして、私ができることはやっぱりこれまで積み重ねてきた仕事なのかなぁと。何か変化したくて、悶々モヤモヤしてた時期もありますが、地域の方々をより巻き込んでいけるような仕事を、学校でしていければなと思います。

<まとめ>

先日「1年間で一番辛かった時期は?」って聞かれてパッと出てこなかったんです。それくらい、私にとっては楽しい1年でした。そりゃ、日々のちょっとしたイライラや疲れはあるのですが、それでも。この先仕事も始まって、保育園にも行くようになったら、さらに変化も多くておもしろいんだろうなぁ。ますます楽しみです。