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虐待に至ってしまった親のために必要なこと。

「MY TREEペアレンツ・プログラム」というプログラムがあります。虐待に至ってしまった親のためのプログラムで、10人という少人数のグループで13回の連続セッションを行うというもの。全国展開されているものの、まだまだ認知がされていないとのことで、現在クラウドファンディングを実施しています。

プロジェクトメンバーの矢嶋さんは、私に地域コミュニティの可能性を教えてくれた方で、今の在り方(非常勤講師+地域コーディネーター)を選択するにあたっても、とても影響を受けた方です。そんな矢嶋さんからお声がけいただき、応援メッセージを送らせていただきました。

ここに残しておきます。ぜひ、応援よろしくお願いします。

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学校現場では、たくさんの保護者の方に出会います。

一人一人価値観や方法は違えど、子どもを大切に想う気持ちはみな同じだと感じてきました。そしてそれは、教職員も同じです。

だからこそ、学校と家庭は互いを責めるのではなく、目の前の子どもにとって今何が必要なのかを共に考えられる関係性でありたい。互いの置かれている状況に思いを馳せ、寄り添い、ケアし合える存在になりたいと思ってます。

教育現場がMY TREEペアレンツ・プログラムの価値を信じて応援することは、その一歩になるのではないでしょうか。

どんな不適切な関わり方をしてしまう親も、正しくケアされることで回復できると信じること。それは、子どもたちに対する「変わりたいと願えば、人はいつでも変われる。あなたは一人じゃない。」というメッセージにもなります。

学校も変わろうとしています。

「学校を変えたい」と願い、試行錯誤する先生を私はたくさん知っています。そんな先生方を知っているからこそ、「どうせ変わらない。」という声を耳にするたびに、とても悲しく、胸が痛くなります。

「変わりたい」

その想いを信じ、ゆっくりとした変化を待てる。時には変われなさも含めて、支え合えるような優しい繋がりが溢れる社会にしていきませんか。ㅤ

学校は、地域ネットワークの中心でもあります。虐待に悩む方が、地域から孤立するのではなく、ケアされるべき大切な一人として受け入れられ、MY TREEペアレンツ・プログラムに繋がりますように。

教育現場にも、このプログラムが広く認知されることを願っています。

クラウドファンディングへの応援メッセージ(内容は同じです)はこちら。