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第4回Edcamp TAITO 開催しました!

10月18日(日)夜、オンラインにて第4回Edcamp TAITOを開催しました!
テーマは<ちょっと気になる学校のあれこれ>です。

以下、当日の流れに沿ってレポートさせてもらいます。

ーオープニング・・・Edcamp TAITOとは

Edcampは、調べると驚くほどあちこちで開催されています。TAITOのように地域単位での開催もあれば、Edcamp〇〇大学や、Edcamp 保育など様々です。オープニングでは、そんな数々の中でも、Edcamp TAITOがどんな経緯でスタートし、どんな理念を持って続けているのかをお話ししました。

Edcamp TAITOが大切にしているのは、以下の2つです。

1、誰かを責めるのではなく、共によくしていく仲間になっていきたい。

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2、街に関わる「小さな一歩」を踏み出すきっかけになりたい。

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地域単位での開催だからこそ、手を取り合える関係が作りやすいと考えています。

教育は「先生」のものだから・・・と諦めるのではなく、誰もが自分の立場で、街の子ども達のための一歩を踏み出せるような場にしたいと考えています。

ー本日のテーマ紹介

これまでは、
・第1回「子どもたちのために地域としてできること」
・第2回「子ども達の良き成長につながる第3の場とは」
・第3回「小学生とITリテラシー」「地域と学校の良い関係」「先生に聞きたいこと」
と、あくまで学校だけに限らないテーマで開催してきました。

しかし、今回は夏休みが明けコロナ禍での学校が始まって1ヶ月半近く。自治体や学校の対応に様々な想いを抱いている方がいるのではないかと考え「ちょっと気になる学校のあれこれ」という学校に絞ったテーマを設定しました。

申込み段階で具体的な「ちょっと気になること」を記入していただいたところ、学校の細かな対応やルールについての話題が多く出るかと思っていましたが、記入された内容はとても幅広い視点のものでした。

そこで、それらを大きく4つにまとめ、参加者の皆さんに話したい内容を選んでもらうことにしました。

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ーグループに分かれてのセッション(25分×2回)

今回もオンライン開催のため、ジャムボードを使って書き込みながら対話を進めていきました。その場でグループを選んでもらったため、人数に偏りが出てしまったことが反省点ではありますが、(結果的に「校則やルール・仕組み」は人が集まりませんでした。)どのグループも時間が足りないほど充実した時間となりました。

ー【1】教員・地域による温度差や違いについて

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こちらのグループでは、学校にコーディネーターがいることによって地域の繋がりが継続されている事例や、PTAのあり方、保護者の学校への関わり方などが話題に出ていました。

ー【2】子どもの人権と愛

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こちらのグループでは「愛」について研究をしている方がいたことで、コロナ禍における学校の対応や日本ならではと言われる同調圧力、学校だからこそできることについて「愛」という視点で分析するやりとりがとても新鮮でした。

ー【3】学校連携とキャリア教育

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キャリア教育コーディネーターの方も何人か参加してくださっていたため、こちらのグループではキャリア教育に関する事例やアイディア、地域連携についての話が盛り上がりました。

ーコメントでの振り返り

2セッションを終えてからは、参加者の皆さんにコメントにて「本日の気づきや学び」を書き込んでいただきました。いくつかをご紹介します。

人を信じることが大切かなと改めて思いました。多くは疑心暗鬼なのかもしれません。とりあえず、やってみるのがいいのかな。
地域活動や事業活動の中で、異なる立場の人たち同士でも対話が成立する「対話の手法」や場づくりを深めていきたいなと思いました。また、成長・変化だけが価値ではなく、変化しないこと・そのままということも大切にしてあげたいです。
保護者の方も子供たちのため、学校のために本当に想いを持っていることが再確認できました。それを形にできる場が絶対に必要!!
学校によって求めているキャリア教育は違うので、ねらいに合わせて提案したいと思います。また学校の先生のリアルな声が聞けて良かったです!
生きていくスキル的な話ではなく、人として大切なことを話せて有意義な時間でした。「多様性の理解・認め合い」を小さいうちからできる環境を作っていきたいと思いました。
現場の教員や学校に関わる方と話ができるのが、こういう場では貴重な機会です。何とか保護者と先生で対話の機会を持ったり、外部の人と学校を繋いだり、自分自身はPTA活動の中でやっていきたいと改めて思いました。
こういう場があることで、コロナで人との繋がりが薄くなりがちな所ですが、国や都だけに任せてないで、地域レベルで広がり繋がりしていくこと、学校という場のより良い活かし方があるなーと思いました。

ー終わりに

日曜日の21時半スタートという遅い時間にも関わらず、保育士、小学校教員、特別支援教員、小学生保護者、会社員、PTA役員、キャリア教育コーディネーター、放課後居場所職員、現役高校生、現役大学生など、様々な立場の方が20名以上ご参加くださいました。また、今回はオンラインということもあり、いろいろな地域の方が参加してくださいました。

学校によって体制が異なることが分かり、各地の事例を聞くうちに保護者やPTA、地域住民などいろいろな立場の方が力を合わせることで、学校にはまだまだ大きな可能性があると感じました。
一方、Edcampでどれだけ盛り上がったとしても、いざ動き出すとなると一歩を踏み出さなくてはならないのは一人一人です。「これって、おかしいんじゃないか。」とモヤモヤを声に出す勇気も「一緒にやってみよう。」と動き出すための仲間も必要です。EdcampTAITOはそんな一歩を踏み出すためのきっかけになるような場にしていきたいと思っています。

これまではコロナの都合上オンライン開催をしてきましたが、今後は地域単位でのリアル開催も行なっていきたいと考えています。

台東区在住・在勤(もしくは近隣も!)で一緒に運営してくださる仲間も、募集しています。

ご興味ある方、ぜひご連絡お待ちしています♫

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