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教育効果を高める工夫と考え方

「もっとも教育効果の高い時期は幼児期である。」様々な人がそう結論付ける。いくつかの根拠を紹介したいと思います。

子供時代のある特徴で大人になってからの頭の良さ、将来の成功がある程度予言できる。「YouTube 成功する人は【アレがやめられない】(メンタリストDaiGo)より」

①よくしゃべる子供
②自分をコントロールできる子供
③好奇心が強い子供

これらの特徴がある子は、大人になって成功する人が多いそうです。

 ①のよくしゃべる子を育てるには、言葉を出す時期に否定したりしないことだと思います。話すことが嫌にならないように、周囲の大人は意識すると良いと思います。
 ②自分をコントロールできる子を育てるには、辛抱しようね。お父さんお母さんも辛抱するから。と大人が一緒になってやってみることも一つでしょう。我慢ではなく辛抱させるのがポイントだと思います。我慢は自分がしたくないことを堪えること。辛抱は自分や人の為に自ら志したものを実現するための努力。(我慢と辛抱の違い(金町空手道所ブログ))だそうです。

 ③好奇心の強い子を育てるには、こどもの「なんでなんで」に可能な限り付き合うことでしょう。出先で子供が他愛ないことに感動していても、一緒に感動する親って素敵ですよね。最近は、親も好奇心が旺盛になってしまい、子供に対して「なんでなんで」と聞いています。

幼児教育の重要性「学力の経済学(中室牧子著)より」

「もっとも収益率が高いのは、子供が小学校に入学する前の就学前教育(幼児教育)です。」「就学前教育への支出は、雇用や、生活保護の受給、逮捕率などにも影響を及ぼすことから、単に教育を受けた本人のみならず、社会全体にもよい影響をもたらす。」

 幼児教育はこどもの為のみならず、社会全体へ良い影響を及ぼすとは驚きです。私の子はおなかの中にいるときから絵本の読み聞かせをしていました(笑)。以下のグラフは、ノーベル経済学賞を受賞したジェームス・ヘックマン教授の論文に示されたものです。

人的資本投資に対する収益率「Heckman,J.Jら(2005)HInequality in America: What role for human capital policies?」


 年齢が若ければ若いほど、人的資本に対する収益性が高いことがわかります。人的資本投資という表現は何となく冷たい感じがしますが、ヘックマン教授によれば、愛をもって子供と接することは、子供の非認知能力を高めるうえで大切とも言っています。子供に愛を持って接するとは、物を買ってあげたり、わがままを聞いてあげたりすることではなく次の3つ、アイコンタクト、言葉がけ、スキンシップだと言われています。物質的ではなく、精神的な触れ合いなのですね。非認知能力とは、定期テストやIQテストでは測れない能力。具体的には、やり抜く力、自制心、思いやり、創造力などがあります。特にやり抜く力は、「GRIT」として、アンジェラダックワース教授により、成績が優秀な生徒の共通した特徴として提唱されています。この「GRIT」は大人になってからも伸ばすことができるそうなので、今からでも間に合いますね。今日が一番若い。

結論「生きるために大切なこと (アルフレッドアドラー 桜田直美訳)より」

「人間のライフスタイルは幼少期形作られた性格の傾向によって決まっている。(中略)4歳か5歳までに形成される人格の原型のことだ。そのため健全な精神を身につ行けるためには、幼少期の環境がカギとなる。」

 自己啓発の本としてアドラーが書店で多く見かけますが、「生きるために大切なこと」はアドラーの原典として売られています。その結論の章に幼少期の重要性が書かれていました。アドラーがいかに幼児教育に注目していたかが伺えます。
 アドラーは実践の心理学です。幼児教育からアドラー教育が受けられるところはないか。そう思い検索したところ、ありました。場所は栃木県足利市。さすが日本最古の学校「足利学校」を擁する足利市ですね。

「アドラー・インターナショナル幼児園&英語学童保育」



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