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ブックフェア!

ななな、なんと!! 個人的に最近とくに注目している東京神保町の老舗書店・書泉グランデさん(4F)で、在ローマの翻訳家・大橋喜之さんと錬金術の関連書をあつめたブックフェアが開催されています! 今日の今日まで、こうした企画が水面下で進んでいるとは知りませんでした。

大橋さんの関連書をあつめたブックフェアを開催するのが、長年の夢でしたので、こうして思わぬかたちで実現するのはなんとも嬉しいかぎりです。

こちらが、公式サイトでのブックフェアの説明となっています。https://www.shosen.co.jp/fair/191658/

ローマの大橋さんによる翻訳書、ガブリエレ著『魔法の門(ポルタ・マジカ):ローマに遺された錬金術象徴の秘密』(八坂書房、2022年)の出版を記念したものです。この夏に出版されたばかりで、できたてのホヤホヤの湯気が出ている状態です。

この本の出版にあわせて公開された、大橋さんと一緒に制作した「『魔法の門(ポルタ・マジカ)』と錬金術をさらに愉しむためのミニ・ブックガイド」を大いに参考にしてもらったようです。ドーン!という感じで、なかなかビジュアル的にも凝った扉となっています。

このブックガイドは各方面で大変に好評で、まだの方はこちらから無料でダウンロードしてください。もともとは、同じくローマの大橋さんの翻訳によるマイアー著『逃げるアタランタ:近世寓意錬金術変奏譜』(八坂書房、2021年)が去年の夏に出版されたときに、原案をつくったものでした。

もとをたどると、僕が監修した『ルネサンス・バロックのブックガイド』(工作舎、2019年)などでも大変お世話になっている工作舎の敏腕・営業部長さんの「ワザ」に学んで企画したものです。

①「本を出版する」だけに満足するのではなく、ブックガイドなどの配布物をとおして、② 本の背景となる他の書物との「有機的なつながり」を示しつつ、それを ③ ブックフェアをというかたちで3次元で視覚的に展開するのです。

僕はさらに、ここに SNS(ツイッター、フェイスブック、ノート、ブログ)などの展開をくわえたいと思います。

しかし、その「効果」について大橋さんも八坂書房の担当者さんも、いまひとつピンとこなかったようで、去年の段階では残念ながら泣く泣くお蔵入りになっていました。とほほ。

『魔法の門(ポルタ・マジカ)』出版を記念に、大胆な化粧直しをして、ついに復活を果たしたのでした!

今回の書泉グランデさんのブックフェアは、このブックガイドの内容をしっかりと参考にしていただいたようで、僕としては非常に嬉しいです。

9月末までの予定ですので、皆さんも要チェック!

この note  の記事を一気に書きあげてツイッターで告知したところ、早速のところ書店グランデさんのツイッターから嬉しい反応をいただきました。日本は夜の時間となっていると思いますが、素晴らしいフットワークで感動です!

9月8日から2週間ほど、2年ぶりに一時帰国する予定になっていますので、ぜひともブックフェアを実際に訪問したいと思います。そのおりは、フロアの担当者さま、よろしくお願いいたします!


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