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独立運動家が好きだった料理

お祭りやお祝いの時に食べる料理やお菓子などは世界中にある。

1947年の8月15日にインドは長いイギリスの統治下から独立した。1857年に始まったインド独立運動は1世紀近く続いた。

その期間、多くの人々が独立のために奮闘したのであろう。様々な運動の形があったであろう。第一次独立運動で戦ったラニラクシュミバーイ。インドの憲法の父ともいわれ、自らの出生でもある不可触民ともいわれるダリットの人権のためにも戦い、インドの憲法の草案も考えたアンベードカル博士。インドの2代目の首相にもなり、鉄道大臣、内務大臣などを歴任したラール・バハトゥール・シャストリー。インドから飛び出しドイツや日本からインド独立のために戦ったスバス・チャンドラ・ボース。インド独立後の初代首相となったジャワハルラル・ネルー。そしてインド独立の父とも言われ非暴力・非服従の考え、行動を元に独立運動を戦ったマハトマ・ガンディー。そしてガンディーを支えた妻カストゥーバ。

彼ら、彼女らの偉大な功績と物語は次世代に語り継がれ今でも映画や書籍などになっている。

スパイスや料理のことを生業にしていると気になってしまうのが、食べ物である。彼らが何を食べていたのであろうか。そして何を好んで食べていたのであろうか。

アンベードカル博士はコカムという酸味の効いた果実がたっぷり入ったフィッシュカレーが好きだったといわれている。1850年代に独立運動をしていたラニラクシュミー・バイはパイのようなリィッティチョーカを好んでいたそうである。ラール・バハトゥール・シャストリーはプーリといった揚げパンのようなものとスパイスで野菜を調理したサブジとラッシーを気に入ってよく食べていたそうである。初代首相のネルーはタンドリーチキンとローガンジョシュが大好物だったらしく、タンドリーチキンは諸外国から要人がくると食べさせていたらしく、タンドリーチキンがインド料理の中でも世界的に有名なのは彼のおかげではないかといわれている。ガンディーは豆やご飯にヨーグルトなどを好んで食べていたらしいが甘いペダと呼ばれるナッツやカルダモン、ミルク、砂糖などを練り上げたものが好物だったらしい。

インドの独立のために戦った人々を「freedom fighter」と呼ぶことが多い。

フリーダムファイターが好きだったインド料理の会などをやったらインドの歴史や文化も知れるし面白いかもしれない。

そして今年も平和にインドの独立記念日が祝えることが嬉しい。



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