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ゴールドからゴールデンミルクへ

メタバラッツ

 金や絹、財宝やスパイスを求めて航海をした大航海時代。コロンブスは金さえあれば天国にも行けると豪語し、西回りで金の国ジパングやスパイスアイランドと呼ばれたマルッカ諸島、インドを目指したが、南北アメリカ大陸に阻まれたどり着くことはできなかった。
 彼らが欲しがっていた輝く金や香り豊かなスパイス、肌触りが最高な絹や綿。航海の技術が進むにつれ交易や貿易というやり取りから植民地政策に変わり、欲しいものを次々に手に入れることができるようになった。引き換えに多くの犠牲や悲しみも作っていったのも確かである。

 欲深さは人の心に偏見や憎悪という壁を作り、心を汚していった。機械のおかげで速さや便利さを手に入れることはできたが人と人を遠ざけてしまった。考えすぎてしまって、感じることが少なくなってしまった。賢さより、優しさを。そのような言葉を映画の中で言っていたのはチャップリンである。

 チャップリンが生きていた時代はもしかしたら、大航海時代から続くゴールドやスパイスを求めて戦った時代のクライマックスだったのかもしれない。

 それから時代が移っていき、インドから西洋文化に輸出されたものがある。輝いているが憎しみではなく健康になるとても優れたものである。それはターメリックとシナモン、ジンジャーやカルダモンなどをブレンドしたスパイスミックス「ゴールデンミルク」である。

 インドでははるか昔からアーユルヴェーダなど一つの健康法として具合が悪い時や、日々の体調管理のために温めたミルクにターメリックとジンジャーなどを加え飲むと言うものがある。ターメリックのクルクミンの働き、ジンジャーの体を温める働き、シナモンの血行促進作用、カルダモンの利尿作用、ブラックペッパーの抗菌作用などが混ざり合った。天然の万能薬ともいえる。

 目に見える輝いているゴールドや香ばしいスパイスたちを手に入れた人々は何百年も後、ようやく本当のゴールドを手に入れることができたのかもしれない。

 心を亡くしてしまってはせっかくの飛行機もラジオも様々な便利なものも間違われて使われてしまう。スパイスも手に入れることはできても使い方がわからなくては返って体調を崩してしまうかもしれない。

 チャップリンの言葉を胸に刻み、その言葉たちをスパイスに置き換え、様々なブレンドや使い方を紹介していこう。
 
 まずははるか昔からインドに伝わり、歴史が良いものと証明してきた「ゴールデンミルク」の使い方や美味しさを伝えていこう。

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