⭐8　パンデミック：新たなる試練

世界中に蔓延している4種のウイルスの治療薬をみんなで協力して作っていくゲーム。

治療薬を作るには同じ色のカードを5枚集めないといけません。例えば、赤色のウイルスの治療薬を作るには赤色のカードを5枚自分の手札から捨てないといけません。

手番が終わったらカードが2枚引けるものの、自分だけで同色5枚を集めるのは運試しになってしまう。しかも、手札は7枚までしか持てない。

けど大丈夫！
他のプレイヤーにカードを渡したり受け取ったりすることができます😄
自分一人で集める必要がないから安心だ〜。

と思いきや、カードを渡したり受け取ったりするのは意外とハードルが高いんです😅

例えば、赤色のカードを多めに持っている人に赤色の「東京」カードを渡したいとしましょう。
そしたら2人とも東京に行かないといけません💦

しかし、テクテクと悠長に移動してチマチマとカードの受け渡しをする時間はあまりありません。

なぜなら、各プレイヤーのターンが終わるたびに、ウイルスが次第に世界に蔓延していくから🦠
ターン終了時に感染率表のマーカーの数字分、感染カードを引いて、その都市に病原体コマを置かないといけません😱

下の写真の場合、感染率表のマーカーの数字は「2」です。なので、感染カードの山札の上から2枚引きます。「北京」と「テヘラン」を引いたので、この2都市に病原体コマを置かないといけません。

各プレイヤーの手番が終わるたびににこの処理をします。病原体コマがどんどん増えていく〜ヤバい！

この病原体コマも定期的に取り除く必要があります。

というのも、1つの都市に同じ色の病原体コマが4つ置かれてしまうとアウトブレイクが起こります。

下の写真を例に説明すると、「北京」に4つ目の病原体コマが置かれたのでアウトブレイクが発生しました！ウイルスは一気に拡散します。隣接する「ソウル」と「上海」に病原体コマが置かれます。

アウトブレイクを8回起こすとゲームオーバーです💀

病原体コマが3つ置かれている都市はアウトブレイクリーチです！病原体コマを取り除きつつ、同じ都市に集まってカードを渡して同色のカードをなるべく早く5枚集めよう！

しかしここで更なる障壁が…。

同色のカードを5枚集めてもすぐに治療薬を作れるわけではありません。治療薬を作るためには調査基地のある都市まで移動しないといけません…。

ゲーム開始時、みなさんは調査基地のあるアトランタからスタートします。病原体コマを取り除いたりカードの受け渡しのために世界に散らばって行きます。

わざわざアトランタまで戻るには時間が足りません。そこで各地に調査基地を作って、わざわざアトランタまで戻らずとも治療薬を作れるように準備をした方がいいでしょう。

治療薬を作るというシンプルな目標なのに、それに向けての準備やゲームオーバーにならないための作業がたくさんあります。やりたいことがたくさんあってどうすればいいんだーーーと頭を抱えながら遊ぶのが楽しいです！協力ゲームなので他のプレイヤーとじっくり話し合いながらゲームを進めていきます。

ただ、このゲームの経験値が同じくらいの人同士で遊ぶのがオススメです。

例えば、初心者何人かと経験者で遊ぶと、経験者の言うことにみんな従う作業ゲーになるか、初心者のプレイを見守る経験者が退屈になるかのどちらかになる可能性があります。全員が楽しく遊ぶなら、全員初心者で遊ぶか、全員経験者で遊ぶかの方がいいと思います。

なので、誰とでも楽しく遊べるかというとちょっと怪しいので⭐8。