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米国株2023年度決算発表結果 注目銘柄(2023.08.28)


・7/13~8/28で四半期決算発表された米国株注目銘柄について解説(2023.8.29現在)

・決算ミスが無く8/28時点で決算発表日以降も上昇している銘柄

 四半期決算結果、ガイダンスにミスが無く決算発表日以降8/28終値時点で決算発表前の終値比(マーケットオープン前の発表の場合は前日の終値比、マーケット終了後発表の場合は当日の終値比)で上昇している銘柄は下記41銘柄。

BK(Bank of Newyork Melon)
SCHW(The Charles Shwab)
BRK.b(Berkshire Hathaway Inc.)
CME(CME Group Inc. )
V(Visa Inc.)
CTAS(Cintas)
GD(General Dynamics Corporation)
BA(The Boeing Company)
ALV(Autoliv, Inc.)
ADSK(Autodesk, Inc.)
ROP(Roper Technologies, Inc.)
LRCX(Lam Research Corporation)
AMAT(Applied Materials, Inc.)
GE(General Electric Company)
TDY(Teledyne Technologies Inc.)
EMR(Emerson Electric Co. )
DHR(Emerson Electric Co. ) 
JNJ(Johnson & Johnson)
REGN(Regeneron Pharmaceuticals, Inc.)
AMGN(Amgen Inc.)
LLY(Eli Lilly and Company)
NVAX(Novavax, Inc.)
MRK(Merck & Co., Inc.)
MEDP(Medpace Holdings, Inc.)
PHG(Koninklijke Philips N.V.)
MCK(McKesson Corporation)
google(Alphabet Inc. )
AMZN(Amazon.com, Inc.)
FFIV(F5, Inc. )
AKAM(Akamai Technologies, Inc)
MELI(MercadoLibre, Inc.)
URI(United Rentals, Inc. )
BRO(Brown & Brown, Inc. )
LOW(Lowe‘s Companies, Inc.)
ACI(Albertsons Companies, Inc.)
CLX(The Clorox Company)
BKR(Baker Hughes)
HAL(Hawaiian Holdings, Inc. )
EQT(EQT Corporation)
APA(PA Corporation)
CPE(Callon Petroleum Company)

・JPM、WFC、BAC、DIS、MS、CVS、3M、TDOC、META、BABA、PHM、HLTは決算発表後は上昇していたが、8/28終値で決算発表前の終値比で下落に転じているため、該当銘柄から削除。
詳細は下記「2023年度第2四半期米国決算結果」のPDFファイル参照ください。
JPMは8/28終値では7/14決算発表前日終値比0.9%の下落となり、当初の上げ幅をすべて削っている。BAC、WFCも同様に上げ幅を削り金融系全般が弱含み状態。
PEPは8/28終値では7/13決算発表前日終値比1.6%の下落となり、当初の上げ幅をすべて削っている。
LLYは8/28日終値で8/8決算発表前日の終値比22.0%の大幅上昇となっている。
CTASは8/28日終値で7/13決算発表前日の終値比1.2%上昇まで回復となっている。
APAは8/28日終値で8/2決算発表日の終値比10.0%の上昇となっている。

・現在ホールド中の銘柄について

これらの内、現在ホールドしているのは
JPM(Jp Morgan Chase)
WFC(Wells Fargo)
BAC(BanK Of America)
USB(U.S.Bancorp)
PEP(Pepsico)
GE(General Electric Company)
JNJ(Johnson & Johnson)
AMGN(Amgen Inc.)
MRK(Merck & Co., Inc.)
APA(PA Corporation)
として8/11から変わらず。金融系銘柄が弱含みだが基本的に決算ミスが無くこのままホールドを継続したい。下記ダウンロードファイルの2023年度第2四半期米国決算結果 注目銘柄リストにあるVISTは決算ミスがあったが、かなり前に安値で拾っているため、もう少し状況見て判断したい。CTASは過去4年間決算ミスが無いようで優良と思われ、もう少し押すところを確認したい。現在、原油価格が上昇しだしており、APAはじめXOM(エクソン・モービル)などエネルギー銘柄に注目しているが、時間がかかりそう。
現在の基本戦略はインデックスVT、VOOをコアベースに、決算ミスが無く、その後も上昇している個別銘柄を軽く保有する程度が良いのではないかと考えている。

・今後の注目

 8/24~8/26のジャクソンホールではパウエル議長からは予想通り何も新しいことは出なかった。8/9発表の7月のCPI(前年比)は予想3.3%に対し結果3.2%、コアCPI(前年比)は予想4.8%に対し結果4.7%となっっており。9/1の雇用統計を確認する必要があるが、現在の状況から判断すると、9月FOMCではFF金利はそのまま据え置きし、5.25-5.50%を維持するのが確実と思われる。データ次第だが11月のFOMCでさらにFF金利を0.25 %アップし、年内のFF金利は5.50-5.75%とする可能性は残されている。
 金利アップに対し株への影響が懸念される。現在、市場では7月のFF金利アップ後は年内利上げせずそのまま維持されると予想しており、11月でのFF金利アップに対してタカ派的な言及があると株への下落圧力が強まる可能性がある。また、アノマリー的に米国株は9月が下落しやすいため要注意である。


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