見出し画像

インフラ女子が自作PCに挑戦してみた!

こんにちは!
BFT名古屋支店 インフラ女子(?)のやまぐちです。

リモートワークをするようになって早一年三ヶ月。最近困ってました。
何に困っていたかと言うと、PCのスペック不足に、です。

二年前に取り替えた会社PCは、もちろんリモートワークすることを想定せずに選んだので自宅で仕事をするにはちょっとメモリが足りないのです。
それに加え、最近の「混雑状況可視化サービス」の活動でたくさんのツールを使って作業や確認を行うためどうしてもメモリ不足やCPUのパワー不足は否めません。

そんなわけでせっかくならPCを組み立てちゃおう!と思い、簡単ですがその内容をまとめていきたいと思います。

イチから組み立てるときに考えること

画像1

自作は10年くらい前に一度やり、その後マザーボードとCPUだけ替えたことがあるのですが、結局作ったPCはほとんど使ってませんでした(ブルースクリーンが多発したり、テーブルやモニターが使いづらかったりで…)。

そのPCは妹にあげてしまったのでまたイチから作り直しです。そのくらいの経験なので、ここで書くことは初心者としての意見と思ってもらえばと思います。

ところで自作は結局、現状から変更したい何かがあって、そのために何を追加・変更するか、と考えるのが楽しいというか沼具合というか。イチから作る場合、ベンチマークがないので分かりづらいなぁと思うわけです。

今使っているPCがあるじゃないか、という言葉が聞こえてきそうですが、そもそもノートPCとデスクトップPCじゃ使うモノが変わってくるので単純に比較ができません。どうしてもこの機能を使いたい、このスペック以上じゃないと動かない!などがなければもはや趣味や興味レベルで選択する、というのが現状のように思います。

趣味&興味レベルである私のこだわりはこんな順番です。

① PCは幅45cmのフラワースタンドに横置きで収めたい
② CPUはIntelでもAMDでもいいけど最新か一個前くらいの世代がいい
③ SSDはNVMe(Non-Volatile Memory Express)を使いたい


こだわりから制約が生まれます。というかちょっとでもこだわりがないと決められないのが自作PCです。

① の場合、大体ミニタワーケースを選択することになります。マザーボードのサイズ(フォームファクタといいます)は大きい方からATX、Micro-ATX, Mini-ITXがあり、ミニタワーだとMicro-ATXかMini-ITXしか対応していない場合が多いです。

このフォームファクタの大きさの違いは「拡張性」に響いてきます。ディスクをたくさん付けたい、今後接続するものが増えるかも?みたいな人はATXにしておくとよいです。値段はマザーボードのサイズよりもそのメーカーがどの対象に向けて発売しているか(ハイエンド、ローエンドモデルなど)、ということに依存するので単に拡張する予定があるかどうかで選びます。

② のCPU選びは個人的にはとても悩むポイントです。クロック数(○MHz)が高い、CPUのコア数が多い方が性能がいいのだろうけども、どの程度がいいのか、この差がどこにどうやって現れるのか、ということがわかりにくいです。ベンチマークを比較しているサイトで値段も見比べながら決めます。

③ SSDはいろんな規格があるのですがこのNVMeはスマホにも使われている小型&高速な記憶装置です。これはもう趣味に近い、どうしてもこれをつかってみたい欲求に駆られてました。

組み立ててみた

画像2

モニターは名古屋支店で使っていないものを拝借し、インストールに使用するキーボードとインストールメディアをUSBで準備していざ開封です。

画像3

実はMicro-ATXは初めて。思ったよりコンパクトですね〜。
そして電源がゴツい。以前作ったときはPCケースに付属していたので単体で購入したのは初めてです。

画像4

まずはケースに電源を取り付けます。電源は計算上500Wあれば十分なのですが、将来GPUを取り付けることも想定して750Wにしています。

画像5

マザーボードにCPUとメモリ、SSDをセットしました。メモリにはチャンネルという概念があって、異なるチャンネルにセットすると効果が抜群です。挿す部分の色が黒と灰色の2種類あり、色を合わせると異なるチャンネルになります。

中央上:CPUとその上に付属のCPUファン
右上:メモリ16GB * 2
左下:SSD 500GB(NVMe)

画像6

今回想定の使い方だとあまり発熱しないのでファンはPCケースに付属のものをそのまま使います。ケースからの配線(電源、リセット、USB、LEDなど)をマザーボードにつなぎ、CPU&マザーボードへの給電もそれぞれつなぎます。

毎回思うのですが、この細かい作業を男性の手の大きさだと大変ですよね。「もぉー…!!」と投げ出したい気持ちを抑えて、慎重にマザーボードに挿していきます。結構スッキリとした配線にできました。

画像7

USBを挿してドキドキしながら電源ONすると…
問題なくUEFIの画面へ行けました!
このケースは全面には何もなくて上部に電源やUSBのインターフェースがあるのでちょっと変な感じですね。そびえ立つUSB。

画像9

画像8

インストールも無事終わって、Ubuntuの初期デスクトップ画面が。
今のノートPCも継続して使用するため、Windowsは不要としてUbuntuを入れてみました。

画像10

もともとのこだわりだったフラワースタンドに横置きしたい!は不格好だったので実現できず。結局今まで通りCatalystのスイッチが飾られていて、その横に中身が見える状態で置くことにしました。

画像11

終わりに

画像12

やっぱりハードウェアを触るって楽しいですね〜
最近AWSやクラウドばかりでモノを触る機会がめっきり減ってしまいましたが選定から組み立て、OSのインストールなどとても有意義な土曜日を過ごせました!

<かかった金額まとめ(概算)>
CPU…Intel Core i7-11700      ¥35,000
メモリ…16GB              ¥8,000
SSD…NVMe 500GB                 ¥6,000
マザーボード…PRIME H570M-Plus ¥14,000
電源750W…              ¥6,500
PCケース…               ¥5,000
キーボード…             ¥6,000
スピーカー…             ¥3,500
モニターアーム…           ¥3,500

保証なども含めてもろもろで9万くらいですね。うーん、もうちょっと抑えられたかなー…


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?