木村の国立医学部出願先の決め方【2024メモ】

こんばんは。お世話になっております。
バトルフェイス木村です。国立前期の出願先を決めた過程を書こうと思います。今更だけど、まあ、受かるまで書けないものだし…ご容赦ください。


■経歴とご挨拶

大阪大学工学部(卒)→大阪大学工学研究科1年生&大学院と並行して勉強200日余り→24年4月から医学科(慈恵医大/山形大/東北医科薬科大/産業医大①合格)
大前提として絶対に1年で合格したかったため、安定志向

■そもそもの候補

①名古屋市立大
標準問題で点数の見積もりが立てやすい。英語数学が異常に簡単なため木村に向く。一方で数学上滑るリスクもあり。理科がやや骨があり、アドを取れるか。

②滋賀医科大
問題が異常に難しく、結果として共通のアドが残りやすい。国語の配点は大きく合否に作用しないと判断し、出願の計算がしやすい。理科は再受験生特有のアドがあり、展開向くか。逆に全くできずに崩壊するということもあり得る。

③福島県立医大
福島医大には失礼だが安牌。共通のボーダーも抑えめで、かつ2次試験の問題も比較的難しく、二次で一気に捲くられることはないと判断。ずっと模試でも前志望者の中で一桁の順位につけており、一番手堅い。

④和歌山県立医大
福島医大と同じ考え方。ただし、出題傾向が不安定で、一発被弾のリスクがあるため後ろ向きだった。

■共通テスト前の出現パターン


共通700点が目標。

700切り→国立絶望なので学費が東北医科薬科A/産業医科大Aに全振りというか、もう一年

700-730→福島県立医科大or和歌山県立医大
740-780→名古屋市立大or滋賀医科大
780-→福島県立医科大逃げ切り

でソート。どれくらい学力が完成するかと、国語がどれくらい伸びるかで名古屋市立大と滋賀医科大でパターン分け。780点以上取った場合は、福島県立医大が2次試験でおそらくそうは巻き返せない試験なので、「絶対1年で国立合格」を目標とする木村は逃げ切りを図ることにした。

■共通テスト直後の出願パターン

英数国理社の順に194-166-181-174-85で790点。2次が4科目で全統67-68.さあ悩ましい。国際医療福祉の試験があったので、国福の1次の合否を見て名古屋市立大か福島県立医大にしようと判断。1次合格の場合が名古屋市立大である。

■国福不合格後の切り替え

まず落ちて結構落ち込む。当時設置していたマシュマロがえげつないことになり(重ね重ね言うが、別に言われたことは真っ当)かなり自分に自信がなくなる。運が悪いと切り替えて強気に名古屋市立大に出願を検討したが「国福1次落ちで名刺医は厳しいのでは?」という至極真っ当なコメントを頂き正気に返る。福島県立医大に出願………と思いきや、速報、福島医大の出願数が異常な数字になってることを確認。実に1月30日、間際の間際である。

■実際の出願


1月30日深夜、一旦出願先をすべて白紙にし、全大学の問題を眺め、キャリアを考える。ここで新しい視点として、総合大学を検討する。やはり人に群れるというのが木村は好きだし、気持ち寂しくないのだ(タコ足のキャンパスであったとしても)また、考慮外の立地という観点も取り入れ、比較的市街地にある大学を検討。そのうえで再受験にも寛容で、国福落ちでも通るレベルの大学である。

福島医大はこの時点でやや脱落気味。滋賀医大は最早自分に自身自信がなくなっており、終わっているメンタルで二次に望めば出る実力も出なかろう。強気の名古屋市立大はこの状態では上滑りする。

瞬間、天啓が降りる。

山形大である。

山形大は理工学の分野で成果を出す(※木村主観)イメージのある総合大である。仙台まで1時間で、山大も山形市の中心部に位置する。新幹線で東京へのアクセスもよい。今年の予備校産業が山形大の偏差値ポイントをなぜか65.0たに設定し、ボーダーも83%と強気の予想をしていたため、まったく候補に入ってなかったのである。特に、風の噂で(というか、新幹線アイコンのHが特に)「今年の山形大は荒れる」ということを聞いていたため、なんとなく候補から外していたのだ。1月30日、出願速報を見ると4倍を切っている。ここしかない。山形大の問題はとにかく標準問題で、計算力を要求される問題が中心である。自分の一年の集大成として、そして落ちたとしても納得の行く試験構成として、ここしかないと決めた。

こうした考え方は、合格が不合格かの結果論に終止するので、このプロセスが正しかったかはわからない。しかし、「一年間の学習成果を図り、落ちても合格しても納得できる大学」という意味では山形大の他になかった。

■他のあり得た候補

①香川大
山形大と同じノリで出していける。が、バイクを持っているとはいえやや立地が厳しく、関西好みの自分としては関西圏への絶妙な距離感が逆にもどかしくなるだろうと思ってやめた。(非科学的)

②島根大
英数2科目が怖すぎる。文系再受験の聖地みたいになっているが、文系というよりなんでも卒なく要領良くできる人間が行くイメージがありやめた。

③宮崎大
医学部受験に贅沢は言ってられないのだが、暖かい地方が本当は好きなので九州圏は考えていた。再受験寛容という声もあれば面接一発アウトの声もあり、怖くて回避。

□絶対に出せなかった大学

旧帝大とかその辺は論外なのでそれ以外。全部木村のイメージに過ぎないことに注意。

*論外

旧七帝大すべて、医科歯科、京都府立医科、大阪公立、千葉、横浜市立、後期山梨、岡山、広島、新潟、熊本

学力が到底及ばないため。ガチの論外。いくつか下に被る。

①ブラックボックス系

旭川医科,弘前,秋田,群馬,筑波,金沢,岐阜,徳島,愛媛,大分,佐賀
理由は書けないのが理由、勿論色んな考え方はあると思います。

②数弱排除系

札幌医科,信州,三重,浜松医科,福井,熊本
数学で共通テストのアドバンテージを溶かす可能性が大いにあり、絶対に回避。三重は③の理由も大きい。

③数字以上に難しい系

新潟,長崎,広島,三重
シンプルにでているボーダー以上に難しく、地元の進学校の現役が最後ひと伸ばししてくる可能性があり回避。論外一覧と被る。

④高得点系

鳥取,山口,琉球,鹿児島,(香川),(山形)
易問高得点型はそもそも研究をやっていたような再受験生に向かないという持論があり、回避。では山形もそうではないかという話なんだが、山形の場合は共通のボーダーと、出願の出足を見て、そうであっても逃げ切りが成立するのではないかと考えた。

⑤ブラックボックス系その2

奈良県立医科
ブラックボックスすぎて出す気になれない。リサーチでAだったがこれ以上に信用のないAというのもない。

⑥立地

富山
木村は割と立地は受け入れる方だったのだが、富山大に関しては流石に苦しかった。


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