見出し画像

メタルマックスゼノ・リボーン ひとまずクリア後の感想

←ファーストインプレッション

行くぜ金属化100%!(挨拶)

クリアしました。

はええよ。

とはいえTwitterのタグを見ていたりするとすでにレベル999カンストの人とかいて、これもうわっかんねぇな。
途中で出てくるカタストロプス(無印では負けイベントだった)に普通に勝ってしまいエンディングを迎えたのだけれど、その後正規ルートを一巡りしてクリアした感想です。プレイ時間は25時間くらい?

まず一言
売上的には広報の甲斐あってかSwitch版で品切れが出たりDL版も好調、ということなので次回作の存続が危ぶまれるということはないみたいで一安心。
バグについてはいろいろと多いみたいだけれど、制作の様子を追っていた身としてはデバッグに割ける時間も人員も足りてなかったんだろうなぁとは思いますが、早急にバッチの配布を頑張ってほしい。
バグとか操作感で評価が落ちるのは本当にしょうもないからね。


全体の感想

ファーストインプレッションで書いたことと重複するけれど、無印ゼノでよかった点がシステム変更に伴って無くなってしまった個所はあるものの、おおむねゲームとしての面白さは格段にUPしていると思う。

印象としては無印の2週目をブラッシュアップしたゲームという感じで、この投げっぱなし感、とりあえず好きにやってくれ感は初代MMを強く意識した作りになっている。
その分、ストレス要因になる個所はもっと頑張って潰していかないといけなかったんじゃないかというのが次回作への課題かな。

実際面白いし、一気にクリアしてしまうほどやっているけれど、いろいろと加味した評価としては、5段階の星3.8ってところで、人に勧めるかというと勧めにくいんだが刺さる人にはクリティカルヒットするだろうな。
今までの作品より、刺さる範囲は狭く、より深く刺さるよになった作品、というか。

まず最初のハードルに移動の癖がある。
戦車はそこそこ慣れるとはいえ、ちょっとした障害物に引っかかってしまったりするのが残念。乗り越える、踏みつぶす、ができるとよかったな。
人間の移動は視点移動を同時に行うとスムーズなのでそれは個人的にはほとんど気にならなかったが、そのあたりはプレイスタイルがいろいろあるんだからもうちょっとストレスが無く、かつ説明とかコツが不要な仕様であるべきだっただろう。

ただ、戦車を走らせるのは爽快。
今回は戦車の移動速度が結構速い。バギーは特に速い。
更にグラフィックがかなり良くなっていて、砂漠を走り続けるとどんどん薄汚れていくのとか、非常によろしい。

フレーバーテキストがちょっと追加されただけで結構よくなった。
無印はなんとなく今までのMMの世界とは別物の感じがあったんだけれど、アイアンベースでの会話とかで崩壊前の様子なんかが想像できるようになって、ああ、やっぱりこれはメタルマックスの世界なんだなと思えた。

元々薄かったストーリーを補完するのではなく削ったのも賛否あるみたいだけれど、なんというか最近のゲーマーは自分の脳内でストーリーを補完したり想像したりしなくなってるのかなという印象も受けたりした。あまり言いすぎると老害ムーブになってしまうのだが、想像の余地がある方がいいと思えるゲームプレイヤーは減ってきているのだろうか。

射撃モードと戦闘はまだまだ改善の余地あり。
大幅にシステムが変わってもはや別ゲームとなった戦闘システムは、今まで良くも悪くもトラディショナルな形を変えてこなかったメタルマックスの流れに一石を投じたのは間違いない。
この辺りは長くなりそうなのでまたあとで書くけれど、かなり将来性を感じるシステムだ。面白いが、まだまだ粗削り。

もっとやれるだろう?
なんとなくネガティブな感想になっているけど、操作感やUIがもっと改善されれば星4.5くらいは付けたい感じのゲーム。ほんとうに何度も書くけどそのあたりのストレスが惜しい。

このボリュームでフルプライスは…とか言ってるツイートもあったけど、こんなもんじゃなくストーリーが皆無で、こんなもんじゃなく作業ゲームのスマホソシャゲでぐるぐるガチャを回している人間が多いんだから、適正価格ってもはや分からんよな。

…脱線した。
色々と考えた改善点とか不満点、次回作への期待は、また次回以降つらつらと書いていこうと思います。

改善点を考えるのが面白いというのは、ゲームの楽しみ方としては特殊だと思うけど、そういう風に思えるのってメタルマックスぐらいなのは自分でも不思議だ。普通はまず先に不満が出ると思うんだけど。


続く。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?