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【卒業生の今】発展途上国の教育に課題意識を持ち、勉強を続けるもんちゃん

こんにちは!インターン生のゆったんです🦄

より多くの皆さんに私たちビヨンドトゥモローのことを知ってもらい、理解していただくために、noteではビヨンドトゥモローに関わる様々な人のインタビュー記事を投稿しています!

今回は、2022年度のジャパン未来スカラーシップ・プログラムに参加をしたもんちゃんにインタビューをしました!

※ジャパン未来スカラーシップ・プログラム・・・親との死別・離別や虐待などの社会的困難を経験した大学1年生に返済不要の奨学金50万円と1年間の人材育成プログラムを提供するもの。通称「スカラー」。


1.プロフィール

もんちゃん (20)
東京都出身。
現在大学2年生。英語の教職免許取得を目標に勉強中。
発展途上国などの国際協力や宗教哲学について勉強している。

米国スプリングプログラム2023での写真(一番右側)

2.ビヨンドトゥモローを卒業した今

ーインドネシアの村(発展途上国)に留学

私は、今年の夏に学校のプログラムでインドネシアの村(発展途上国)に留学しました。

国際協力に興味はあるものの、実際に現状を見たことがなかった私は、「自分は誰かの視点を通した発展途上国しか知らないから、自分の目で見てみたい!」と思い、留学を決意しました。

そして実際にインドネシアに行ってみた結果、やはり国際協力は自分の好きなことや得意なことにあっていることに気付くことができたため、来年度は開発研究と教育学を専攻しようと考えています!

インドネシアでのもんちゃんの写真

ーインドネシアの生活

私が行った村は道路が土でできており、雨が降ると滑ってしまうため、留学中は道路のインフラ整備を行いました
道を掘ってコンクリートを流して補正作業したり、村のホールの壁を白く塗ったり、小学校に行って子供たちに工作や文化を教えたりしました。

また、寺子屋のような感じで勉強や宗教を教えている場所があったので、そこに自主的に参加して、日本語と英語を同時に教えました。
村の人はインドネシア語しか話せないため、日本語と英語を同時に教えるのに苦労しました。

そして、インドネシアで生活して特に印象的だったのは、時間の流れ方が違うことです。

村ではあまりやることがなくて暇な時間が多くありましたが、私はその時間が好きでした。

バレーをしたり、ドッチボールをしたり…また、村の人たちはあちらこちらで井戸端会議を開いていました。

インドネシアで生活をしてみて、「衣食住さえあれば幸せなんだな」と思えるようになり、自分の中の「幸せ」の基準が変わりました。

今の私は、起きてご飯が美味しかったら幸せだし、目の前にあることを純粋に幸せだと思うことができています。

インドネシアの子どもともんちゃんが関わっている写真

ー国際協力の中でどの分野をサポートしたい??

私は今後、発展途上国で教育を中心的にサポートしたいと考えています。

勉強面ではなく、「人を育てる」という意味での教育をしたいです。
健康な心と体を作って、その人が持っている可能性を伸ばしたいと思っています。

インドネシアの人は、村で生まれたら、村で一生を終える。そのような人が多かったように感じます。

もちろんそれもいいと思いますが、「村以外の選択肢も知ったうえで、村に住んでいる」というような人が増えたらさらにいいと思うのです。そういう人たちの可能性を最大限にしたいと考えています。

3.ビヨンドトゥモローを振り返って

ービヨンドトゥモローとの出会い

受験が終わったときに、とある奨学金サイトでビヨンドトゥモローの存在を見つけました。

なぜたくさんある奨学金の中でビヨンドトゥモローに応募したのかと言うと、奨学金をもらう以外の貴重な経験をできそうだと思ったからです。

また、ビヨンドトゥモローの、視野を世界に向けている感じがいいなと思いました。

ービヨンドトゥモローはどのような場所だった??

#素で入れた場所            
#全てを受け入れてくれた場所
#自分のいいところが全部出せるところ  
#心が安定する

ビヨンドトゥモローの同期の仲間たちとは、会った回数自体は少ないのに、まるでクラスが同じだったかのように感じています。

ビヨンドトゥモローのみんなは、痛みを経験してるからこそ、人一倍優しい心がある人が多いと思います。

自分の過去の経験についても、自分は毎日楽しく生きているのに、学校で話すと「かわいそうな子」として扱われてしまうのがこれまですごく嫌でした。

しかし、ビヨンドトゥモローでは、自分の過去を同情心なくフラットに受け入れてもらえるのでとても楽でした。

デジタル社会によって、人と顔を合わせてじっくり話す機会が少なくなっている中で、提言作成や体験共有を通して人と向き合って、人と話すというのがいい体験だったと思います。

久しぶりだと話し方がわからなくなることも多いですが、ビヨンドトゥモローの仲間にはそのようになりません。

住んでる場所は遠いけど心の距離は近く感じているんだと思います。
SNSで近況報告を知ると心からいいねって思える関係です!

※提言作成・・・同じ班の学生同士でディスカッションを重ねて、自分たちにできる社会課題へのアクションを作成・発表する。
※体験共有・・・参加学生同士が自身の経験やバックグランドについて話し合ったり、その時に感じたことを伝え合ったりする時間。


提言を発表するもんちゃんの写真(左)

ービヨンドトゥモローの中で1番の思い出は??

米国スプリングプログラム2023でハワイに行ったことです。

他の国にも行ったことがありますが、私はハワイが一番充実していたと感じています。

それは、場所が楽しかったのではなく、ビヨンドトゥモローの仲間と過ごせた時間だったからだと思います。

特に、夜みんなで部屋で集まって話していた時間が一番好きでした。

会議室のような固い感じではなくて、クッション抱きながら、みんなリラックスしてみんなと腹を割って話せたのがとても印象に残っています。

プログラム全体を通して、メリハリをつけて学びを吸収しつつ、貴重な時間を過ごすことができました。

4.未来のビヨンド生へ

今の生活に不満を感じつつも、行動に移していないということはありませんか。

確かに、行動することはすごくエネルギーを使うので、現状の環境にいながら不満を言うだけが一番楽だったりします。

しかし、ぜひ今これを読んでいる皆さんには、行動するエネルギーを溜めて、ビヨンドトゥモローに参加する一歩を踏み出してほしいと思っています!

今の環境から一歩外にでてみると、これまで見えなかったものが一気に見えるようになりますし、色々な人の話を聞くことで、自分の世界がぐっと広がります。

私自身、ビヨンドトゥモローに参加したことで、これまで出会わなかった人たちと出会ったことで、視野が大きく広がり、高校生の時に勇気を出して飛び込んでみて本当に良かったと思えています!

その行動するエネルギー作るためには、まずよく笑い、よく食べて、よく寝ることが大切!

ぜひエネルギーをためて、1歩踏み出してみませんか?

※ジャパン未来リーダーズサミット・・・ビヨンドトゥモローが東京で秋ごろに開催する2泊3日の対面プログラムイベント。全国から社会的な困難を抱えた高校生・大学生が集まり、自分たちにできる社会課題へのアクションを発表する。交通費や宿泊費などの参加に関わる費用はビヨンドトゥモローが全て負担する。通称「サミット」。


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