プロダクトマネジメントとプロジェクトマネジメントの違いを整理する
はじめに
こんにちは。BeyondFieldです。昔、プロダクトマネジメントとプロジェクトマネジメントの違いを教えて欲しいと言われたことがありました。自分としては、当たり前に思っていたことも、他の人から見ると曖昧な場合もあります。当時言語化し説明した記憶があるのですが、うまく伝えられたのか曖昧でした。よってもう一度、この場で整理しておこうと思います。
プロダクトマネジメントとは
プロダクトマネジメント。Product Management。PdM。PM。と書き方は様々です(略す場合は、PdMで統一します)また、プロダクトマネジメントについて、検索すると多くの情報が掲載されています。とても共感できる情報として、Atlassian Agile Coach のサイトに掲載されていました。紹介します。
プロダクトマネジメントは、製品とその顧客を最も重視することで、開発からポジショニングと価格設定まで、製品ライフサイクルのすべてのステップをガイドする組織機能です。最高の製品を作るため、プロダクトマネージャーが組織内で顧客の声を代弁し、市場の意見が反映されるようにします。
このように顧客を重視することで、製品チームはデザインとパフォーマンスに優れた製品を継続的に提供できます。市場に定着した製品がより優れた新しいソリューションにあっという間に地位を奪われるテクノロジー分野では、顧客を深く理解し、顧客に応じてカスタマイズされたソリューションを構築する能力がこれまで以上に求められています。そこで、プロダクトマネジメントが重要になります。
<引用元: https://www.atlassian.com/ja/agile/product-management>
個人的にですが、スコープ、目的、役割という部分において、整理してみました。
スコープ:
・製品・プロダクトのライフサイクル全て
目的:
・顧客を理解し、顧客に応じたソリューションにて、顧客がWell-beingになり続けること
役割:(製品やプロダクトの規模により様々である)
・顧客・ユーザーの理解
・製品・プロダクトのビジョン定義
・製品・プロダクトの構築
・製品・プロダクトの改善及び成長
役割については、企業毎、製品やプロダクト毎に違いはあるとは思いますが、おおよその段階を役割として表現してみました。プロダクトマネジメントトライアングルも記載しようと思いましたが、少し複雑になりそうでしたので、今回はやめておきます。
プロジェクトマネジメントとは
プロジェクトマネジメント。Project Management。PjM。PM。と書き方は様々です(略す場合は、PjMで統一します)。そして、プロジェクトマネジメントについては、Wikipedia から紹介させていただきます。
プロジェクトマネジメントとはプロジェクトを成功裏に完了させることを目指して行われる活動のことである。これにはプロジェクトを構成する各活動の計画立案、日程表の作成、および進捗管理が含まれる。
プロジェクトマネジメント活動が成功する条件として、①期限内に、②予算金額内で、③期待レベルの技術成果のもと、④割り当て資源を有効活用して、⑤顧客が満足する状態で完了する
<引用元: Wikipedia プロジェクトマネジメント>
同様に、スコープ、目的、役割という部分において、整理してみます。
スコープ:
・担当するプロジェクト範囲
目的:
・プロジェクトを期待される期限・予算・品質・成果により、成功に導くこと
役割:
・目的・目標の明確化
・プロジェクトの計画立案
・プロジェクトの実行・管理
・プロジェクトの評価・収束
ポイントとしては、Quality(品質)、Cost(予算・費用)、Delivery(予定通りの成果)の3点であると思います。QCD Management とも言いますが、プロジェクト推進における各プロセスにおいて、プロジェクトの目的達成を目指して実行管理していく必要があります。
PdMとPjMを比較して整理
それぞれ整理した内容を表にもまとめておきます。
どちらかと言うと、プロジェクトマネジメントは、目的・目標があり、その達成に向けて正確に推進することが期待されるでしょう。
プロダクトマネジメントは、目的として、顧客に必要なソリューションを提供し続けるということで、製品やプロダクトが存在する限りマネジメントし続ける必要があると思っています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?特に、「プロダクト」や「プロジェクト」が曖昧であれば、そのマネジメントとは何かが曖昧になるかもしれません。文字にするとちょっとした違いですが、それぞれ大きく異なったものとなります。今回のnoteで少しでも整理できたと思ってもらえたら幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。今後も興味ある方は、フォローやスキをよろしくお願い致します。
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