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メロディーにのって

先週は疲れ果てていて、一度は入れていた乗馬レッスンの予約もキャンセル。今日は2週間ぶりにお馬との逢瀬です。

今日のパートナーはメロディーちゃん。初めましてのお馬だったと思います。ちょっとのんびりやさん、やや強めのコンタクトを保ちつつコンスタントに合図を送り続けないと、すぐのんびりモードになってしまうのだけれど、合図をしっかり出せば素直で一生懸命走ってくれる頑張り屋さんでした。駈歩の飛びの感じもすごく合わせやすくて、珍しくずっとちゃんと座れた気がします。

3頭で馬場の一番外側を速歩しながら、馬場の長い辺の真ん中(Xマーカー)で途中で一番後ろの馬がショートカットをして駈歩、先頭に立つ形で大きく1周回ったところで、ずっと速歩で外側を回っている2頭をもう一度内から抜かして先頭に立ったところでまた3頭で一つのグループとなって半周。そしてまた、一番後ろにいる馬がXマーカーのところでショートカットして駈歩...というちょっとハンカチ落としみたいな練習をしました。

これは馬の他の馬について行きたがる習性に逆らったものということで、普段の練習では、グループレッスンだと合図がうまく出せなくてもなんとなく馬が勝手にやってくれるなんてことも多々あるのですが、これは人がきちんと合図を送って馬を誘導していかなければなりません。

これがすごく良い練習でした。私のメンタル的に。私がしっかりして、ちゃんと馬が安心できるようにリードしなければという気持ちで乗らなければならなかったこと、それにメロディーが答えてくれてたので私の自信にも繋がったこと。もちろんメロディーの従順な気質に助けられた面も大いにあるのですが、何につけて自分の持つ能力を信じる力に欠けている私には、こういう経験はプライスレス。

ちなみに今日は初めて、ヒモトレの襷掛けをして騎乗してみました。3月末にレッスンが再開してから、色々実験しています。乗馬では安全のため、厳密にはピアスなども外すように言われるほどなので、肌に直接紐をかけてその上に服を着るという形にしています。

この襷掛けは、乗馬スクールへと自転車を走らせている時点ですでにその効果を感じます。胸の下部、横隔膜辺りが力みなく伸びます。感覚的には骨盤を立てるような感じで、肋骨のケージを立てられる、とでも言いましょうか。私の場合、いつも上手く使えていない僧帽筋中下部線維辺りにちょうどクロスされた部分があるからなのか、誰かに「ここだよ」と絶えず意識を向ける合図を受けて、そのおかげで無理なく使える感じです。そしてそれと連動して横隔膜が自由に動けるスペースができて、呼吸もしやすくなりました。レッスンでも、駈歩の随伴が今までになくとても安定して、こちらもびっくり。そういえばいつもついつい膝を締めてしまいがちなのに、リラックスしてました。ヒモトレすごい 。


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