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初めての失態と流れを変える決意

相変わらず、無気力状態が最強と強のあたりを行ったり来たり。ベッドの上で過ごす時間が半端ない。それでもクライアントと会ってしまえば、無気力ってなんの話?というくらい軸もしっかりと入った状態になるので、むしろ仕事が入っている限り何の心配もないのですが、先日、ついにやらかしてしまいました。施術前の準備段階で。

今は普段の道具に加え、PPEも忘れてはいけないので、準備の段階ではいつも指差し確認の勢いでチェックをしています。なのでまさか準備の段階で失態をしていたとはつゆ知らず、初めましてのクライアント宅に着き、雑談を入れつつのコンサルテーションをしながらセットアップ。では始めましょうという段階で、まさかのオイルボトルを入れたポーチが見つからないのです。開業して何年も経ちますが、こんな失態は初めて。2秒くらいフリーズして、前日の自転車で通うクリニック施術の時に、自転車用バッグに入れたままだったことを思い出しました。

オイルを忘れるなんて、包丁を忘れた料理人もしくは剪定鋏を忘れたガーデナーと一緒です。忘れるとかありえないし、プロとして恥ずかしいにもほどがある。でもパニックになっている時間はありません。

パンツ一枚ですでにテーブルの上でタオルに覆われている状態のクライアントに、「こんなことをお伝えしなくてはいけないなんて本当に本当に本当に申し訳ないのですが、こともあろうかオイルを忘れて来てしまったようなのです」と告白しました。クライアントはもちろん、「え?」というリアクション。そりゃそうです。私もその立場だったら同じリアクションをしたと思う。

ちょうど施術に選んだ場所がキッチンと繋がっているリビングだったので、「オリーブオイルか何かがあると代用できるのですが」と言うと、「確か2階に何かあったと思う」というので、起き上がったクライアントをタオルで巻くお手伝いをして、取りに行ってもらいました。焦ることさえ忘れるありえなさでしたが、今は何より問題を解決して、やらなくてはいけないことをやるのみ。幸い、クライアントがパートナーに以前もらったというマッサージオイルがあって、もともと60分の予約だったところを、せめてものお詫びにと30分無料延長をさせて貰いたい旨をお伝えし、無事施術を始めることができたのでした。

何かが起こるとついつい頭の中で何度も何度も反芻してしまう癖があるので、最初の数分間は、とにかくこの失態は一旦忘れて、軸を通して宇宙エネルギーとちゃんと繋がることに集中するように自分に言い聞かせていました。普段は意識しなくてもすっとそのモードに入るのですが、こんな時でも意識を向ければ割とすぐにコントロールができるのはヨガ修行のおかげです。

でもこれは目を覚めさせる警告、英語で言うところのwake up callでした。クライアントは何度も謝る私に、「大したことじゃないから気にしないで」と何度も言ってくれましたが、やっぱりこれはやってはいけない失敗です。クライアントを目の前にする時には、どんなメンタル状態でもちゃんと正気になれるから大丈夫、という確信が裏目に出た結果でした。

いつまでも拗ねていないで、心の闇に沈むある種の心地良さから抜け出さなくては、と強く思いました。

仲の良いセラピストかつ魂の修行仲間に以前色々しんどいと言う話をしたときに、紙の日記をつけることを勧められました。その時は、それはいいかもと日記帳探しを少しだけしたもののこれと言うものが見つからずなんとなくフェイドアウトしたのでした。ところが今日、フォローしているブロガーさんの記事で、とある17ヶ月ダイアリーに出会った話を読んで、色々思うところもあった上、その仲間に勧められたことを思い出しました。

17ヶ月後といえば、私にとっては節目の時で、この時までに結果を出したいと思っていることがあります。これは書くべき時期なのかもな、リマインダも来たしな、と思い調べてみたら、気に入ったデザインの17ヶ月ダイアリーを見つけたので、早速オーダー。届くのが楽しみです。

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