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暑い季節に熱い展開

 どうも、たんたんです。ここで書くのも3回目となりました。たんたんこと丹聡がどんな人物なのかまだ分からないと思いますが、今月もまた少しだけ、どんな人なのか分かってもらえれば嬉しいです。 さて、自分の場合毎年4月ぐらいから段々濃いスケジュールになっていくんですが、今月はとても大きなイベントが発生!それは……

 舞台のオファー

 6月初旬、朗読劇で客演として参加している高尾にある老舗劇団さんから、連絡があり直接会って話をする事に。要件は7月からスタートする巡業公演へのオフォーでした。この舞台自体は今年初めに観劇させてもらっていたので、あの役かな?それともあっちの役かなと思っていたら、劇団の演出家から告げられた役を聞いて、「え?」という心に大きな驚きののちに、聴き間違えじゃないよな、と思いながらオウム返しに聞き返してしまいました。

 降ってくる役がある

詳しく話を聞くと、元々この役をやる劇団員さんが演じるのが難しくなり、演出家と劇団の代表で誰かいないかと考えたら、

 「あ、たんたんさん」

と、自分の顔が浮かんだそうです。さらに、演出家はこうも言いました。

例えばシェイクスピアの舞台で、自分がこの役をやりたいと思う役があってもまず叶う事がなかったりする。けど、今回みたいに普通なら来ない大役がいきなりやれるチャンスの時がある。こういう【役が降ってくる】時は人生でそう沢山起きるものじゃないわよ。

 今回まさに、普通なら来ないほどの役なんですよね。後日知ることになるんですが、この役を劇団員以外の外部の役者が演じるのは、自分が初めてとの事。そもそもこの作品の上演回数はなんと…

  15,000回以上!!!

創立70周年超えてる劇団の根幹的作品なわけです。ちなみに15,000回突破する公演というのがどれだけすごいかというと、去年の12月で日本に上陸して22年間経った劇団四季のライオンキングが、上演回数12,000回突破したばかりです。そんな歴史のある舞台に立つだけじゃなく、重要な役のオファーをしてもらい嬉しさがこみあげました。しかし、それと同時にここで1つ大きな問題が出てきました。それは

毎回この舞台に出られるとは限らない

という事です。この劇団の地方巡業公演(「旅回り」ともいう)は、地方の学校や行政に営業をして、契約を結んだらその学校や市町村のホールに行き、年数十本公演をします。しかし、劇団員ならこの公演に全部出られるんですが、自分は、この舞台だけをやる事が難しいんですよね。なぜなら、自分はフリーの俳優で今年も主宰で朗読劇の第二弾を企画したり、他の舞台にも出るし、さらに、映像や声の仕事、講師業まであったりするからです。今年は奇跡的に12月までの公演スケジュールには出られるんですが、来年は全部出るのは難しいんですよね。劇団側も自分が精力的に活動しているのは理解していて、その為にこんな提案をしてきました。

打開策は…複数キャスト!!

 地方巡業に出るために割ける劇団員の数が足らずに自分以外にも客演が何人か出演していて(この人達はすでに4、5月から稽古開始してます)、やはり来年からは全部出られるかわからない人が多い状態です。そこで劇団側が考えたのが、【複数キャスト】です。これは1つの役に対して複数の役者をあてることで、例えばある役にA、B、Cの役者をあてて、○月✖️日に京都の公演があるとした時に、AとBは他の仕事があり無理だけど、Cは大丈夫なら京都の公演はCに出てもらうというシステムです。ここまで出演する役者の都合を考えてもらえるなら、断る理由があるわけも無いので、自分はこのオファーを受けました。おかげさまで今年は来月から毎月どこかの舞台に立つことになります。

 何もしないで降ってはこない

 今回は役のオファーをされたのは、朗読劇の稽古での演技力、人との接し方などを劇団の代表と演出家が見ていた結果だと思います。【果報は寝て待て】という格言がありますが、これもやるべき事をやり尽くした後は気長に良い知らせを待つしかないということで、何もしないで寝て待てという事ではないんですよね。

俳優は英語でアクター(actor)ですが、actは行動で、行動する人でactorなんです。だから、行動しないと役は降ってこないんですよ。オーディションを受ける、稽古で実力を見せる、SNSなどで何かを発信するなどなど。

 何もしないでただ待ってる人は、待つ人waiterなんだろうなと思います。何か目的があったならwaitしないで、actしていきましょう。

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丹 聡の記事はこちらから。
https://note.com/beyond_it_all/m/md0553cf55e30


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