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ビーウィズの仕事は「わたしたち」で出来ている ~第1回~

はじめまして、ビーウィズSDGs推進委員会の村木(人事部人事企画ユニット)と申します。

SDGsの重点テーマ「働きがいの創出と多様性を尊重し合う社会の実現」における取り組みの1つとして、ビーウィズで活躍している社員へインタビューをし、”ビーウィズの仕事は「わたしたち」で出来ている”と題して、複数回にわたりその内容をレポートしていきます。

仕事のやりがい、働きがいは十人十色です。「働きがいの創出」を目指して、いろいろな人のいろいろな思いを発信していきます!

第1回目は、本社の代表電話を受電している、人事部シェアードサービスユニットのKさん、Aさんへインタビューを行いました。
視覚に障がいのある方が代表電話を受電しているというのは、社内でも意外と知らない方も多いようです。
シェアードサービスユニットでは全社の障がい者雇用をとりまとめており、50人以上の障がい者が勤務していて、いろいろな部署から依頼された業務に取り組んでいます。
その中でも、お二人はメインの受電業務の他に、ワークフローやメールをエクセルに転記するなど、オフィスソフトを使った事務作業も担当しています。
受電や転記作業と一言で言っても、視覚に障がいのある方が行うには、読み上げソフトで音声を聞きながら点字キーボードを入力する、という高度なスキルが求められるそうです。

今回は、お二人の仕事に対する考え方や今感じていることなどをお話して頂きました!

Q:ビーウィズに入社したきっかけを教えてください

Kさん:

以前の職場が契約満了となり、ハローワークの面接会でビーウィズの面接を受けたのがきっかけでした。ビーウィズに入社してからは、もう11年目になります。子供がいることもあり、長く働き続けたいという思いがあります。ビーウィズで長く働いているからこそ気付き、得るものがあると感じています。

Kさん

シェアードサービスユニット Kさん

Aさん:

職業訓練校の同期の方からのご紹介でビーウィズに入社することになりました。ビーウィズに入社してから丸4年になります。
NHKのスペイン語講座で興味を持ったことがきっかけで、学生時代はスペイン語を勉強していました。大学卒業後には、1年間スペインに留学していました。その後、何回か転職をしていて、これまでも主に受電の仕事をしていました。

Aさん

シェアードサービスユニット Aさん


Q:ビーウィズはどんな会社だと感じていますか?

Kさん:

これまで勤務していた会社では、新しい業務にチャレンジする機会があまりなかったのですが、ビーウィズでは希望すればチャレンジさせてもらえますし、仕組みを一緒に考えてくれます。私が入社した当初は、まだ業務の定型化ができていませんでしたが、ユニットマネージャーに相談させて頂きながら定型化を進めてきました。
現在は代表電話の他に、人事から請け負っている退職者専用ダイヤル、営業不在時の窓口対応、Omnia LINK窓口対応なども担当していますが、その他に、ワークフローやメールをエクセル、ワードへ転記する作業や議事録音声データの聞き起こしなども行っています。

Aさん:

これまで勤務していた会社は、視覚障がい者を初めて雇用する会社だったこともあり、仲間がいませんでした。
ビーウィズには自分と同じ視覚に障がいのあるメンバーがいるので、とても心強いです。また、Kさんや先輩方が仕組みを築いて下さったお陰で、私もチャレンジできる業務があると考えています。

Q:担当業務の楽しさ、難しさを教えてください

Kさん:

代表電話にはどんな電話がかかってくるか分からないので、いまだに緊張しますね。入社5年目くらいまでは、特に緊張していて声も今より小さかったと思います。
ちょうどその頃、電話をかけてきた横浜拠点の方から「以前よりも声が大きくなって、すごく良くなりましたね!」と言ってもらえたことで自信が出ました。
また、他部署から依頼された転記などの事務作業も担当させてもらっていますが、仕組みを整えるために色々な方法を考えるのが実はとても楽しいです。 
この方法は他の視覚に障がいのあるメンバーにも展開できる!と思うと嬉しいし、逆にうまくいかない時は悔しくて、どういった方法を使えば出来るのかを一生懸命考えます。せっかく他部署から依頼してもらった業務なので、何とか自分の力でこなし、期待に応えたいという思いで取り組んでいます。

Aさん:

Kさんと同じように代表電話の受電は不安なこともありますが、分からなければ周りに頼りになる先輩がいて聞けるので、安心して業務に集中することができます。
退職者専用ダイヤルの受電は、事務的なことだけでなく、意外と会話のキャッチボールが多いのですが、以前、「丁寧にご対応頂きありがとうございます。」と言われた一言がとても嬉しかったです。

Q:業務の中での目標、心掛けていることを教えてください

Kさん:

自分の中で気持ちの波があるので、日々同じ気持ちで電話に出るのは簡単そうで、実はとても難しいと思っています。常に安定して受電できるように心がけています。
目標や心掛けていることとはちょっと違うお話となり、これは個人的な希望ですが、本社だけでなく他拠点にも視覚に障がいのある方が入ってくれたらいいな、と願っています。

Kさん②

Aさん:

自分はまだまだ未熟だと感じていますが、自分なりに依頼された業務を大切にしています。
締め切りをしっかり守って正確に進めるよう気を付けながら、先輩方がこれまで作ってくれた作業手順をさらに効率化できないか、日々意識しながら取り組んでいます。
また、業務の必要性や目的をきちんと認識しておくことがとても重要だと考えています。これを認識しておくことで、自分が迷ったときの判断基準になります。

Aさん②

Kさん・Aさん:

業務に取り組む上で、先に相手に理解を求めるのではなく、「自分はここまではできるけど、この先は対応が難しい」ということを事前に相手にきちんと伝えることが大事だと考えています。そして、事務作業等の業務の依頼を受ける場合は、まず、目が見える人はどういう方法でどれくらいの時間がかかるのか、ということを先に聞くようにしています。そうした方が、その先の具体的な検討がしやすくなるからです。
また、他部署から請け負った業務の納品物は最終的には目検が必要になるため、シェアードサービスユニット内のメンバーとの連携も大切にしています。

インタビュアーあとがき

お二人とも視覚に障がいがありながらもご自身の可能性を狭めることなく、新しい業務にも積極的に挑戦し、一つ一つの依頼に真摯に向き合っている姿がとても印象的でした。
シェアードサービスユニット、ひいてはビーウィズにとって、もはや欠かせない戦力ではないでしょうか!
お二人の努力とその他の障がいのあるメンバーのサポートによって、ビーウィズの業務が支えられているのですね。



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