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終末じゃなくて週末日記X X

暑い七夕だった。というよりも暑すぎる週だった。夏至を過ぎて万華鏡のような世界が、少しずつ変わっているような気がする。2011年に公開された映画サウダーヂの中で、ラッパーの田我流が叫んだ台詞
「政治家が一番のギャングスターじゃねえかよ!」この真実だけは全く変わらないんだなと、ゴッサムシティーでの選挙速報を眺めながら感じた。

兎にも角にも、湿度が本当にダメだ。誤字脱字、同じものがいくつもあり、必要なものが全くないなど買い物のミス。そんなことばかりしてる。湿度により毛先のうねり、これはかなり良い感じ。髪のうねりは敬遠されがちだけど、うねりを味方につけたほうがよい。日本人女性の憧れ、外国人風ウェーブのような扱いにすればよいのでは?と四ヶ月くらい美容院に行っていない私が言っても全く説得力がない。

週末はホームタウンである西の港街へ、日曜日の街は、米海軍人と軍属で溢れていて、すれ違う人のtattoo率は9割くらい。妙な混血感な私だけど全く違和感がなく馴染んでいる。それにしてもヤング達の装いが凄まじく可愛い。90‘sラッパーのSalt N' Pepa やミッキーミナージュみたいな女の子。スケボーを抱えた中学生男子達は、2PAC巻やDr. Dreのtee などなど、まるでクローンみたいな、元気のない都会のヤング達とは大違いだ。ちゃんぽん屋のおじさんは、私のことを軍属で、ベースの中で働いているとずっと思っている。高齢で夏を乗り切るのが大変だから、もうすぐお店を閉めると言っていた。支払いのときに、ありがとうね、ほんと日本語上手になったよねと言って、お釣りを渡してくれた。

お墓参りに行ったら、隣のお墓が雑草の中に、すっぽりと埋もれていた。親族はだれも手入れにこないのだろう。人口減少社会について数年前に勉強したことがあるけれど、予測など全くあてにならないくらいに、それは加速していることを感じた。親族のお墓に刻印された名前を手でなぞったら、何故か涙が溢れた。

やはり七夕の短冊には、草刈り機がほしい草刈りをください。と書いた。と思う?私の叔母は着物の和裁士をしていて、家にはたくさんの着物があったのに、なぜ貰わなかっだのだろうと思った。去年お墓の近くで生まれていた、茶トラの子猫は、お世話してくれていた人の家の子になっていた。駅前のゴシック様式の教会には曇り空が似合ってる。





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