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終末じゃなくて 週末日記 Ⅲ

電動自転車に乗っているときの私は、ニコニコと満面の笑みで、可愛いとおばちゃん達に大人気。逗子どころじゃなく、秋谷まで電動自転車で海沿いの小旅行。ういーけんけんけん。

あなたの事を思ってとか、心配だから言っている。そういう枕ことばに続く、ご指導ご鞭撻めいたことが、ためになることは皆無。大概が理不尽な思い込みの感情論を、剥がれかけたオブラートに包んで投げつけているだけ。本気で思っているのならば、行動の結果と、その実践方法を、伝授すれは良いだけなのに、そういうひとって、わざわざ周りに人がいる前で言うんだよね。ここはゴルゴダの丘ですか?土曜日のできごと

獅子座の満月が昇ってきたころ、秋谷の海沿いのマンションで、前から思ってたんだけど、あなたってさ、ネイティブ・アメリカンの、子どもみたいな顔してるよねと言われる。その方のイタすぎるから、笑ってほしいんだという、恋愛話を聞いたら、あまりにもイタすぎて笑うしかなくて、2人で笑ってしまった。波の音はやさしかった。人のお部屋で眠れない病ゆえに、1時間ほど眠って起きた早朝、月が西の空で待っていてくれて、デッキで1時間ほど、ぼーっと眺めた。その後、立石海岸まで歩いた。岩場を渡るときの水の色は、地球が透けているみたいな色だったから、そういうことにしようと決めた。先端ままで行き、彼女は写真を撮ることに夢中になっていて、私はまた、ぼんやりと透けた地球の色を眺めていて、気がつくと潮が満ちてきていた。まるでコントのように、2人で慌てて入り口に戻った。水平線が広くて青かった。私は水平線がとてもすき。空と海の境界線がないことを感じるとともに、その向こう側を感じるから。昼前にもののけゾーン鎌倉に戻った。夕方、庭に芍薬を植えた。

秋谷、一色、堀内、ほんとうは、そのあたりで暮らしたかったのだけど、ご縁があったのは、もののけゾーン鎌倉。今朝は新メンバーのリスが、木の上にいた。ほとんど散ったツバキの枝には、little鳳凰たち、カラスも飛んできて、龍之介はこなかった。曇り空の一部から光が差していた。

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