【第6回】より良く生きるために「意識の力」を正しく使う!
■像使いのように像を思いのままに動かすには
意識と無意識の関係は、像と像使いのようなものです。
像を意のままに操るには、力だけでは無理ですね。同じように、意志の力や努力で、無意識を動かすことは難しいんです。像使いが像をコントロールするように、意識の力の使い方にもコツがあります。
■「意識の力」とは
「意志の力」とは、成長のために人間だけが手に入れた力です。具体的には、以下の4つにわけることができます。
① 想像する力(未来をイメージする力)
② 選択する力(「やる!」と決める力)
③ コミュニケーション力(仲間を巻き込む力)
④ 振り返る力 (経験を次に活かす力)
すべてのものが、この力によって作られます。
例えば、飛行機。誰かが空飛ぶ乗り物をイメージして、本気で作ろう!と決めた。賛同した仲間たちが協力し合って、試行錯誤を繰り返して作り上げたことは間違いないでしょう。
■「意識の力」にも使う順番がある
「意識の力」の使い方にも順番があり、順番を間違うとうまくいきません。正しい順番は、①想像する力→②選択する力→③コミュニケーション力→④振り返る力 です。
ただ、多くの人が使い方の順番を間違えています。
①想像する力を使って、「ああしたい」「こうなりたい」とイメージはできるのですが、②③を飛ばして「でも、あの時できなかったし・・・」と、過去の失敗を振り返っちゃう。そして、自信を無くしてしまいます。
■脳は現実とイメージの区別ができない
こんな風にして、過去の失敗を何度も思い出してしまうと、さらに良くないことが起こります。脳は、頭に思い浮かべたことと現実に起こっていることの区別がつきません。
過去の失敗を何度も思い出すということは、現実に何度も同じ失敗を繰り返していることになります。その結果、セルフイメージの中で「できない自分」が強化されてしまうのです。
やがて、未来を描けず、チャレンジを恐れるようになり、やらない理由や言い訳で逃げるようになったりします。
■意識を正しく使って成長し続ける
逆に、「意識の力」を正しい順番で、正しく使い続けることで、強大なパワーを持った無意識を味方につけることができます。自分の進みたい方向に、像を導くことができるのです。
ただし、最初からひとりでやるのば難しいそうですね。だからこそコーチが必要であり、脳科学コーチングのメソッドが役に立ちます。
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