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令和時代の働き方〜押し付けの「働き方改革」を考察する
■なんだかよくワカラン「働き方改革」
数年前から、「働き方改革」が叫ばれるようになりました。ここのところ静かな気もしますが。そもそも「働き方改革」の意味が分かりませんよね?
首相官邸のHPを確認したところ・・・
働き方改革は、一億総活躍社会実現に向けた最大のチャレンジ。多様な働き方を可能とするとともに、中間層の厚みを増しつつ、格差の固定化を回避し、成長と分配の好循環を実現するため、働く人の立場・視点で取り組んでいきます。
・・・って、全然わからん!突っ込みどころ満載だし、ヒマなので、ひとつずつ揚げ足を取ってみます。
『一億総活躍』とは、生まれたての赤ちゃんから、天寿を全うしようとしている大先輩まで働かせるってことでいいですか?
『中間層』って何ですか? 上級国民のみなさん、教えてください!
『格差の固定化を回避』するなら、金持ち優遇の税制をやめましょう。消費税廃止!
『成長と分配』って、岸田さんがよく言ってますね。意味わかってるのかな・・・
『働く人の立場・視点』で、この文章書いてますか?? どなたか存じませんけど。
■地上に降って来た施策
筆者がまだ専業サラリーマンだった頃にも、「働き方改革」は水端から下流にまで届いていました。具体的に下りてきた指示は、「残業削減」でした。
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あのですね、現場で働いてる人は、残業するとその分お金もらえるんですよ。だから、喜んで残業する人もいる。是非はともかく、事実そうなってる。だから残業を減らすことに、モチベーションが湧かないんですね。
・・・っていう、小学生でもわかる理屈を上役に伝えたら、ポカンとしていた。あまりの想像力のなさに、こっちは数倍ポカンとしましたよ。
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お上の理念なき政策は、下に行けば行くほど歪が広がり、我々「中間層」以下の人たちの間で分断を引き起こします。
■政府はまず反省しろ!
根本からして、公の施策なのに「働き方改革」というのがオカシイ。働く環境をぶっ壊してきた奴らこそ改革が必要でしょう。
自分たちの失政を棚上げして、国民の「働き方」がマズイから「改革」せよ、と言っているわけです。多くの国民をマズイ「働き方」しか選べなくしてしまったのはどこのどいつなんだ!?
政府のやるべきことは、まず国民に謝ることじゃないですかね。誠心誠意、こんな感じで↓
「いろいろと政策を間違えました。そして、日本の雇用システムをぶっ壊しちゃいました。ごめんなさい。」
「過ちを認めたくなくて、かれこれ30年以上ウソの上塗りをしてきました」
「この期に及んで、『働き方改革』とか言って、みなさんに負担を押し付けようとしました。重ね重ね、申し訳ございません」
「今、この瞬間から、心を入れ替えてちゃんとやります!」
ホントに、ちゃんとやってほしい・・・
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■国民側から見た「働き方改革」
政府が正しい選択をできるようになるには、まだまだ時間がかかると筆者は思っています。それを待っていると人生が終わってしまうので、我々は個人レベルで出来ることを考えなければなりません。
壊れてしまった雇用環境の中でも、我々は成果を出していける武器を持つ必要があります。それが、下から見た「働き方改革」です。
■令和時代に持つべき武器とは?
●一つ目の武器は「主体性」
持つべき武器の一つ目は「主体性」です。主体性とは「自ら考え、自ら決めて、自ら行動する」ことです。
●二つ目の武器は「 ”本当の” コミニュケーション力」
二つ目は、「 ”本当の” コミュニケーション力」です。なぜ、頭に ”本当の” とつけているかいうと、一般に言われているコミュニケーション力は的を射ていないからです。
「主体性」と「コミュニケーション力」。どちらもよく使われる言葉ですが、定義をきちんと説明できる人はほとんどいません。
■言葉の定義をトコトン掘り下げる
言葉の意味は曖昧なまま共通認識にしてしまうのは、日本人の特徴のようです。本質をしっかりと腑に落とすことで、行動につながって成果が出せるのです。
「主体性」と「 ”本当” のコミュニケーション力」については、改めてお伝えしたいと思います。
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