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【第7回】脳科学コーチングは「真のゴール」設定から始まる!

 ここまでお伝えした知識をざっとまとめます。

・脳には意識と無意識があり、無意識の方が圧倒的にパワーがある。
・意識でより良く変わろうと思っても、無意志が邪魔をする。
・より良く変わるためには、無意識を味方につけることが大事。
・意識の力をただしく使うことで、無意識をコントロールできる。

 わかりにくいところがあっても、先に進みましょう。まず全体像を押さえてしまう方が早いです。

■現状を揺るがす「真のゴール」

 自分で目標を設定しても、行動が続かず、未達成のまま挫折してしまった経験があると思います。それは脳の仕組みのせいであることは、もうお伝えしました。

 ただ、あなたにも責任がないわけではありません。なぜならそれは、あなたの設定した目標が、間違っているからです。

目標設定してもホメオスタシスが邪魔をする

 脳科学コーチングではまず「真のゴール」を設定します。

「真のゴール」とは、現状の延長線上にはないゴールであり、誰に何と言われようが成し遂げたいもの、手に入れたいものです。理屈よりも感覚的に捉えた方がいいです。

 もう少し先でお伝えしますが、ほとんどの人が自分の頭で考える目標やゴールは、「他人のゴール」になっています。「他人のゴール」を目指したところで、無意識は味方になってくれないのです。

■「真のゴール」=脳科学コーチングの神髄


「真のゴール」からスタートするところが、一般的なコーチングと脳科学コーチングの違いです。「真のゴール」を自分一人で見つけることは難しいので、コーチが必要になります。

■「真のゴール」が設定できると無意識が味方になる

「真のゴール」を設定できたら、コーチの力を借りて、達成イメージをビビッドに描きます。これは、一般的なコーチングでもやりますね。

 ここからちょっと理屈っぽい話になりますが、「真のゴール」(=未来)側のイメージをはっきりと持てると、脳の中ではそこが現実になります。脳はイメージと現実の区別がつきません。

 ただ、意識でとらえている現実とは乖離があるので、無意識は居心地が悪くなってきます。無意識の現状維持システムであるホメオスタシスが働き、未来側に戻そうするのです。

「真のゴール」が設定できるとホメオスタシスが味方になる

 さらにRASが開き、未来側に戻すための方法を見つけてくれて、行動を後押してくれます。自然に行動が加速し、「真のゴール」に近づいていきます。

 この一連のプロセスをサポートするのが、脳科学コーチングなのです。




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