2023年琉球歌壇に採用された短歌7首
オルガンを睡らす春の陽のひかり優しさだけで生きられるかな
アパートの床のシミとなるその日までヤフコメでレスバトルしている
黒色火薬のレシピが途中まで書き殴られた『心のノート』
俺ん家のカップアイスのフタの裏まで舐めてった強盗グループ
蒸し暑い朝の陽射しに撫でられた腰のうぶ毛のきらめきが好き
汚し合うぼくらの夜は虚しいね。翼から血がにじみ出ている
「目を覚ませ。君らの恋は偽物だ。」とLOVE警察のおやじが叫ぶ
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