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【小学生以下の子を持つ親必見】「GIGAスクール構想」とは何かを解説!

 こんにちは!子どもと共に未来を育む 共育コンサルタントの金澤です。

 突然ですが、【GIGAスクール】って言葉、聞いたことありますか?

 なんか容量大きいやつでしょ、って思った方、大間違いです。

 GIGAスクールというのは、一言でいうと小学校・中学校の未来の形です。

 小学生中学年以下や未就学児のお子さんがいる保護者の方は、絶対に知っておいたほうがいい内容です。というのは、令和5年(2023)までに、全ての小中学校で大きな進化を遂げるために、国が大きな予算をつけて動き始めています。遅かれ早かれ、学校で起きてくる変化なのです。

 知らないままだと、自分の子どもが学校で何のために、何を使って、どんなことをやっているのかわからなくなってしまいます。「こんな教育で大丈夫なのか」と不安に感じることも出てきてしまうかもしれません。

 今回はその「GIGAスクール」について、分かりやすく解説していきます。最後までお読みいただければ、GIGAスクールとはどういうもので、家ではどういうことに気をつけておけばいいのかがわかりますので、ぜひ最後までお読みください!学びになったら最後に「スキ」を押していただけたら、とっても励みになります!

GIGAスクールとは一体なんなのか

 最初に、「GIGAスクール構想」について説明をしていきましょう。これは2019年12月に文部科学省が発表し、補正予算で約2300億円という巨額を注ぐ、新しい事業です。

 GIGAというのは、

 Global and Innovation Gateway for All

 の頭文字を取ったもの。Google先生の翻訳だと「すべてのためのグローバルで革新的なゲートウェイ」となって全然わかりませんので(笑)意訳すると、

 「全ての子どもたちにとってグローバル人材・革新を起こせる人材になるための入り口」(に小中学校を変えていく)

 という意味です。つまり、これからの学校では、「国際的に活躍できる人材」とか「社会に新しい価値を生み出せる人材」を育んでいけるような教育を行う、という文科省のメッセージなのです。

 お読みいただいている保護者のみなさん、ご自身の小中学校での経験を思い出してみてください。自身が受けてきた教育で、「国際的に活躍する」とか「新しい価値を生み出す」ということに影響のありそうなことってありましたか? 正直言ってほとんどなかったのではないかと思います。それもそのはず、今までの日本の教育は、均一性やベース知識の確立をポイントに作られていました。

 ただ、少子高齢化・グローバル化・自動化AI化が激しく進むこの社会で、学校が今までと同じでは日本は沈んでいく一方です。実際に日本が20年前から世界の中で国力を落としている事例は、枚挙に暇がありません。だからこそ中長期的に見て、今から小中学校の教育を変えていく必要があります。そのために作られたのがこの「GIGAスクール構想」なのです。

 GIGAスクール構想というのは、将来の日本を見据えて、より子どもたちに豊かな教育を受けてもらうための大きな方針だと理解してください。

詳しく知りたい方はこちら:文部科学省「GIGAスクール構想実現の概要」

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小中学校に起きる変化

 具体的に起きる変化も多岐に渡ります。まず目に見えて変わっていくのが

・学校内での無線ネット環境の整備

・生徒一人に一台の学習用機器(PC・タブレットなど)の配備

 です。今回の補正予算はこれらの整備をするための補助金で、令和5年度までに全小中学校で上記環境を完備する、ということを文科省が学校に求めています。

 ただ機器が入っても、実際に使わなければ意味がありません。そこで、同じく文科省は、

・デジタル教材や学習アプリの活用の促進

・機器を有効活用した授業の促進

 を学校側に求めています。実際一部の私立・公立学校ではすでに導入してどんどん新しい授業にチャレンジしている学校も出てきており、その事例も文科省がまとめてどんどん発信していくとのこと。

 デジタル教材のイメージは、いつも使っている学校の教科書がタブレットで見られて、写真や画像をタッチすると動画が流れたり、キャラクターが動きながら言葉で説明してくれたり、というもの。

 学習アプリのイメージは、AIを活用してその子の学習状況に最適な問題を自動で出してくれるものや、英語で発音や英作文を自動で判定し、その出来具合を踏まえて次のステップに進んでいく、というもの。

 ご家庭で「うちではタブレットやスマホは触らせないんで」と言っていても、数年後にはまず学校で普通に触るようになる、ということです(持って帰れるかどうかは自治体や学校の判断によるようです)。

子どもの学びは何が変わるのかー個別最適化の実現

 機器や授業が変わる、というのはご理解いただけたかと思います。では、それらを使って子どもたちが学ぶことはどう変わっていくのでしょうか。

 GIGAスクールの「A」はなんだったか覚えていますか?Aは「for All」、つまり全ての子どもたち、ということです。

 現在の学校現場では、少なからずやることがなく暇な生徒と、授業についていけない生徒が混在しており、その対応には無理が生じている部分があります。これでは "for All" は実現できない。そこで、先ほどお伝えしたデジタル教材や学習アプリを活用して、それぞれの学習状況にぴったり合った勉強をできるようにする、というのが根本的な考え方です。

 クラスに30名もいたら、全員にぴったり合う授業というのは正直難しいもの。そこで機器の力を活用して、それぞれが必要としている難易度の学習を進めよう、という発想です。これも一部の学校では先行して実践が行われています(例:麹町中学校でのAI教材導入の実証について)。

 同じ教室にいる生徒が各自バラバラの進度で勉強している、ということが起きます。不思議な感じがしますが、今までの日本の教育制度では、これはやりたくてもできなかったことです。それをテクノロジーの力を使ってようやく実現への第一歩を踏み出したのだ、と考えてください。

子どもの学びは何が変わるのかーテクノロジーの活用

 機器を使うのはそれだけではありません。先日福生市立福生第七小学校の研究発表会に伺ったところ、6年生の授業ではiPadとドローンを使ったプログラミングの授業が行われていました。テーマは「ドローンで支援物資を届けよう!」というもの。体育館についたてや跳び箱を並べ、それを山や障害に見立てて、プログラミングを組んでドローンを目的地に向けて飛ばす、という授業でした。

 子どもたちは使い慣れた手つきでiPadを触り、プログラミングを組み、仲間と一緒に楽しみながらドローンを思ったように飛ばしていました。未来の教育というのはこういうことなんだな、と痛感しました。

 こういう教育を受けた子たちは、ドローンをただサービスとして見るのではなく、「ドローンを使ってこういう問題を解決できないか」と考えられる可能性が高くなっていくでしょう。

 これこそ、GIGAスクール構想の考え方を実践している例ではないかと思います(主にInnovationの部分)。

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家庭で気をつけてほしいこと

 ここまでお読みいただきありがとうございました!国が目指している学校教育の方向性がご理解いただけたのではないかと思います。

 最後にご家庭でぜひ気をつけてほしいことをいくつかお伝えします。

・自分が受けてきた教育とは違う教育だと理解する

 前述した通り、私も含めて今まで学校で受けてきた教育とは確実に変わってきています。ご自身が受けてきた教育が良かったと思えば思うほど、今の教育を見ると「これで大丈夫なのか」と心配になるかもしれませんが、根本的に社会が変わっているので、必要とされる教育も変わって当然なのです。

 むしろ、子どもの学校でやっていることとご自身が受けてきた教育があまり変わり映えしないようであれば、そっちの方があまり良くないと思った方がいいかもしれません。

・学校での教育に関心を持って子どもに聞く

 そんないろんなことを学校で体験する子どもたちにとって、学校で学んだことを一番身近な大人である親に話したくなるものです。忙しいとか、最近の新しいことはわからないとか、そういう背景があることは十分理解した上で、ぜひ子どもたちの取り組みを関心を持って聞いてあげてください。

 話をしてもらうだけでも、子どもの理解の落とし込みは早くなります(親に説明することを通じて理解をより深めることができます)。発表会などの機会があったらぜひ足を運んでみて、子どもたちが実際に学ぶ様子を見てみるのもいいと思います。

・新しいものを頭ごなしに否定しない

 そして最後に、新しいものや考え方をシャットアウトしないでほしいということです。子どもにとって親の存在感というのは絶大です。学校で取り組んでいることを親が家で否定するというのは、たとえそれが本当に良くないことだったとしても、子どもにとってはストレスになります。

 「こんなことやって何になるんだ」と言いたくなるかもしれません。もしそう感じたら、子どもではなくぜひ学校に直接聴いてください(優しく!笑)。


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 お読みいただきありがとうございました!



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日本唯一のアドラー心理学ベースのコーチングを学習指導・進路指導に掛け合わせ、「生徒が主体的に選択する進路選択」を実現、受験後も充実した学生生活が送れるようにサポート。保護者の家庭教育の悩み相談も受け付けています。コーチングを日本の教育に取り入れ、日本を変えることが大目標。