マガジンのカバー画像

Very Bestあなたは私の宝石

106
昔高校生の頃アルバイトしていたお店で私店長に「Very Best」って変ですよ〜、そんな英語、無いですよ。って言ったら店長は…いや、あるんだよ、調べてごらん。って。その時は調べて… もっと読む
運営しているクリエイター

#小説

Very Best

 昔高校生の頃アルバイトしていたお店で私店長に「Very Best」って変ですよ〜、そんな英語、…

【いつかふたりで】 リライト

「ベーグル、温めますか?」  やや小柄な彼女の癖なのだろうか、僕の目を覗き込むようにして…

クリオネ
1年前
17

【隣町の豆もやし】

 豆もやしが隣の畑に引っ越してもう数週間が経つ。あの豆もやしのことだ、今頃はきっと立派な…

クリオネ
1年前
28

(短編小説+曲)「つばめのように」

(↑リリース後にミックスし直したClear mix Version) ↑↑↑  聞きながら ↓↓↓ を読ん…

初恋

ホログラムのような映像 呼び覚まし 水飴の溶液の中埋めた 未来のことばっかいつも語るくせに …

笹倉平常
3年前
47

カモミールの花束を

「ねぇ、テッペンは、どこにあるんですか?」 よれたスウェットを身に纏う17歳の少女が、オト…

Garashi,
3年前
51

『色彩』

* 【手が止まった。何も書けなくなった。この暗い美術室で僕は、僕が汚すには勿体ないほど真っ白できれいなキャンバスを目の前に、その向こうにいる栗色の柔らかい髪の少女を描こうとしている。僕の鼓動と時計の針が共鳴してそれはもう耳をふさぎたくなるほどだった。】 *僕は、なんてことないごく普通の中学生だ。昔からクラスに一人や二人何かに秀でた目立つ子がいて、そういう子が大人から期待をされ何か結果を残していくのだろうから、僕には特に与えられた役割などは無いと考えてきた。その結果、何にも

最果てにキスして

「先生、えこひいきしてる。」なんて言ったら負けだと思っていた。わたしは手のかからない子ど…

明日から本気出せばいいや 怠惰な私が小説をはじめて書いた

明日から頑張ればいいやと思って数年間明日から頑張る…そう思い続けて早数年。私は小説を書き…

173

【Take Me To The Other Side Of The Moon】

道の先、手をあげる人 停車し、ドアを開ける 清潔そうな白い衣類に身を包んだ女性が乗り込み…

クリオネ
4年前
151

#呑みながら書きました 「シュガーダディ。」

私には、女子大生のシュガーベイビーがいた。 彼女との関係は、彼女が大学二年の時から卒業ま…

優まさる
4年前
135

一日だけの同級生

今でも、ときどき、あの子の顔を思い出す。 16歳、高校一年生のままだけど。 わたしは、田舎…

優まさる
4年前
167

おっちゃんの場所

おっちゃんへ おっちゃん、おっちゃんの場所ちゃんと取ったるで。ママさんに一番近いスナック…

優まさる
4年前
157

『一人で死ねよ』 ショートショート

ここは小学校3年4組の教室、5時間目の今日の最後の授業は『道徳』だ。もうすでにチャイムが鳴って生徒30人は全員が席について、机の上には国が指定した教科書が置かれている。少し遅れてガラガラとドアを開けて入ってきたのはこのクラスの担任の先生 町田京子先生だ。先生は美人で爽やかで、子どもたちから人気の先生だった。 先生「はい、それでは授業を始めます。早速皆さんまず教科書のちょうど真ん中あたりのページを開いてからそのまま上の部分を両手で持ちましょう」 子どもたちは訳が分からないまま