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満月の夜に囲炉裏を囲んで

店舗

囲炉裏テーブルのあるお店に、ふらりと立ち寄りました。

満月か、満月に近い土曜日の夜、キャンドルライトを店の中で照らしながら囲炉裏に集まった人たちが食事を共にして語り合う、そんな催しに参加したのです。参加費は格安でした。その日はお手製のカレーライスにワンドリンク付きで¥500円でした。

良心的な価格帯ですね。ワイン等のアルコール飲料は別料金になりますが、原価に近い価格で提供されていました。家庭で催すホームパーティーの装いです。

生活にこだわりのある参加者の集まりのせいか、話題に事欠かませんでした。だから話の内容がおもしろく、興味の湧く話で華が咲きました。薄闇の中で、ときおり本物の炎を見つめながらロマンチックな気分に浸り、有益な時間が過ぎていくような気分を味わいながらおいしい焙煎珈琲をいただきました。

囲炉裏写真

店のオーナーはエコロジストで、エコロジスムを実践されている方のようです。建物の裏庭は家庭菜園になっています。トイレは洋便器ですが水洗便所ではなく、排便物も家庭菜園で肥料として循環させています。

店内の棚にはエコロジー関連の書籍が並べられていて、不要になった洋服や東南アジアの雑貨類、有機栽培の野菜などを販売されています。

周囲の雰囲気に動かされるのではなく、自分の気持ちに正直に心地よい生活を送りたいと、日々、思っています。それが仕合せのかたちのひとつではないかと思うのです。

【エコロジスム、エコロジスト、エコロジー運動】
政治、文化、社会におけるエコロジー的感性の総合的表現であるエコロジスムecologismは、一つのまとまった学問体系や学説をさすのではなく、自然と人間との共生を志向する思想であり感性である。こうした思想や感性をもった人たちをエコロジストecologistという。元来エコロジストとは、絶滅のおそれがある動植物の種の保存に努めたり、環境破壊や公害を告発する人々をさしたが、1970年代以降、いままでとは異なった以下に記すような運動を展開するエコロジストとよばれる人たちが、新たな政治勢力として世界各地に登場してくる。
出典: 日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

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