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「玉虫と十一の掌編小説」小池真理子著・読後感【読書日記】


「玉虫と十一の掌編小説」に描かれているのは、喪失感に漂う切なさだと思っています。描かれている物語は劇画を観ているようで、何とも言い難い寂しさが胸に迫ってきます。それが、この掌編小説の醍醐味なのかもしれません。
美しくもやるせない情景が目に浮かんできて、揺蕩う感情に支配されそうになり、つい、ため息を付いてしまいそうになります。

切なくなるような、ロマンスが滲んでいる感覚を呼び覚ますような物語。そんな恋愛小説のかたちを描いてゆきたいと考えています。応援していただければ幸いです。よろしくお願い致します。


サポートして頂ければ幸いです。よろしくお願い致します。