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観た映画(ドラマ)の記録。 2019.05.29から。
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2022年4月の記事一覧

【映画】ある夜、彼女は明け方を想う

【映画】ある夜、彼女は明け方を想う

前レビュー作のスピンオフ作品。

一つ前の感想とはうってかわった感情に。

美談にしてるが、もしかしたら女が酷いやつな話なんじゃないのかと。

凪だった心のに飛び込んできた彼女。

その波は伝播し、治めることは難しい。

彼のこころを読み取るとそんな感じだ。

分かる。

分かるぞ、お前の気持ち。

でも、報われない。

そんな事も分かっている。

最初、女がひでーやつだと思ってたけど、男も分かっ

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【映画】明け方の若者たち

【映画】明け方の若者たち

社会の流れに舵を任せている全若者よ、この映画を観ろ。

国会の真ん中で俺はそう叫ぶ。

こころに刺さるどころの話では済まされない程の共感の暴風雨だった。

所々に散りばめられる主人公の思いを乗せた言葉。

暴力的なまでに自分に当てはまり、

まるでゴロフキンのフックがテンプルに入ったくらいの衝撃があった。
そして、撃たれたあとハッと我にかえる。

好きな作品というわけではないが、人生で1番共感でき

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【映画】ダブルフェイス 偽装警察編

【映画】ダブルフェイス 偽装警察編

はあ。

なんでこうもうまくいかないんだ。

何もしていないのに、無情にも悪い方向へと歯車が動く。
回るの、ではなく歯車ごと転がっていくように。

絶望と片付けられない、無へと。

と思っていたんだ。

でも、死は無ではない。

残された人、想ってくれている人にとっては無ではない。

自分の人生を自分だけのものと考えるか、周りの人含めの"人生"とするか。

それは人それぞれだが、後者とするならでき

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【映画】ダブルフェイス 潜入捜査編

【映画】ダブルフェイス 潜入捜査編

本気で感情移入すればするほど、こころをやられる映画。

数年ぶりに観たけど、全く色褪せず。

全ては鬼のキャストの演技力。

そこらのしょーもない恋愛映画だったりに出ている奴らとはカクが違え。

裏切り、別れ、使命。

そしてこころが折れるほどの絶望。

恋愛とはならない真っ直ぐとした愛。

幸せとは無縁の人生から、幸せになれるかもしれない。

そんな希望が見えていたのに。

次作の結末を知ってい

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