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「変わってる」とは、「善悪」や「正誤」ではなく、単なる「多寡」である ~『醜いアヒルの子』に学ぶイジメ問題が少しは楽になる生き方~
ある日の夕食時、娘が「私ってよく友達に、「変わってる」って言われるんだけど、やっぱりヘンなのかな?」と聞いてきた。つまり、仲間内で「変わり者」と思われている、ということなのだろう。 もともと、『醜いアヒルの子』論者?である私は、娘に対して「ヘンかどうかというのは、良いか悪いかとか、正しいか間違っているか、ということではなく、そういう個体の数が多いか少ないか、というだけのことだ」と答えた。 「ヘン」=「間違っている」、あるいは「ヘン」=「ダメ」といことではなく、最も多数派を占
ルッキズムだけがなぜいけない? 人間は皆、自分のわずかに秀でた部分を武器にして生きているのに。それが顔であれ頭であれ。次は頭の良さも封じるのか?やがて全てにおいて凡庸が支配する世界が来る?
今のご時世、「ルッキズム」はいけないらしい。 ルッキズムというこの耳慣れない言葉、「外見重視主義」「美貌差別」などのことで、要するに、人を見た目だけで判断してはいけない、中身をちゃんと見よう、ということのようだ。インスタなどのSNSで写真や動画の「見映え」ばかりが重視される最近の世相に対する警鐘なのであろう。 それはとてもよく分かる。私も、中身のない上っ面だけの人間は大嫌いだ。が、しかし、逆に「行きすぎたルッキズム批判」がいずれもたらすものは?「見た目」の次に今度は何が封
「お客様」という呼び方が「カスハラ」の温床に? ~お客は「神様」などではなく、別の場所で働いている自分と同じ「ただの労働者」~
最近、「カスハラ(カスタマー・ハラスメント)」問題が深刻化しているようだ。 カスハラによって現場の従業員が病んで仕事を辞めてしまうケースなど、労働力不足の日本社会全体の損失にも繋がりかねない。コンプラ偏重社会の弊害とか原因は色々あるのだろうが、「お客様」という呼び方が一因になっているのではないかと思えてならない。 お客なんて、お客「さん」で充分! 少し前まではそれが普通だった。「お客様は神様です」というアキンド精神は昔からあったが、今の「お客様」は、そういう本来の奉仕の精