【実話】俺はバイト先の女子大生にブロックされている⑦
好きとか好きじゃないとかもうどうでもいい。
良い子やと思ってたのに性格悪いコなんだと思ってそれが辛いっす。
次の日彼氏(っぽい大学生のバイト仲間)がその子の最寄駅で降りてた。インターんだからとか言ってた。その子と彼氏っぽいやつ含め4人くらい仲良かったんやろな。ライブがどうとか言ってたよ。彼氏のライブを見に行ったんだろう。いや、恥ずすぎるって。きついって。どこまでそいつらの中で話回ってるのか。あの子がどこまで言ってるんだろうか。きついって。なんでずっとグレーのズボンやねんって。まじで。
バイトを初めて10ヶ月。季節は秋。
1か月ぶりにあの子に話しかける。
「今度ライブがあるから見てほしい」
渋々「いいですよ」とあの子が答える。
「俺は怒ってる?」と聞いた。
彼女は首を振った。
彼女の顔に笑みは無く俯いていた。
家に帰ってLINEを開く。
彼女にライブのURLを送る。
既読はつかない。
既読がつかないまま一週間が経つ。
バイト先で久ぶりに彼女と会う。
僕は「LINE返せよ」と言った。
「え?」
すごい嫌な時間が流れる。
「見てないです。」
僕の体は塊、言葉が出てこない。
これはLINEをブロックされている。
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