『ショートスリーパーになる方法』を本気で考察してみた。

『ショートスリーパー』というものをご存じだろうか?
その名の通り、短い睡眠時間でも、元気に生活ができる人のことだ。
決して、仕事が忙しくて3時間しか寝てねーわー!という人ではない。
無理せず短い時間しか眠らず、それでいて身体に異常が起きない人である。
・・・そんなん、なりたいに決まってんじゃん?

『ショートスリーパー』の利点

どうして、『ショートスリーパー』になりたいに決まってるのか?
これは、僕が子供の頃から思っていたことに由来する。
「寝てる時間ってムダじゃね?」
だって、寝てる間は遊べないんだもん。
1日1時間でも寝る時間を減らせば、1時間ゲームできるじゃん、って。
1日1時間なら、1年で365時間・・・15日。うーん、アツい。

そう思い、小・中学生の頃には、本気で睡眠時間を削っていた。
ベッドに潜り、布団で光を遮りながら、ゲームボーイをやる日々。
あの頃の睡眠時間は、誇張抜きで1~3時間だった。
5時くらいまでゲームをしては、7時くらいに親に叩き起こされる毎日。
その分、休日は昼まで寝ちゃうけども。
おかげで、身長がまったく伸びなかったやかましいわおい言ったやつ誰だ。

しかし、高校生になり、その生活にも無理が生じ始めた。
そう、授業中に寝ちゃうのだ。
・・・逆に、よく小・中学校の頃は寝なかったな?って話だけども。
おかげで、1限が体育でもないと、過剰な夜更かしはできなくなった。
1限が体育なら、身体を動かして目が覚めるからね。
睡眠不足を運動で吹き飛ばすって、体育会系にもほどがあるだろ。
どうも、体育会系インドアです。

『ショートスリーパー』ってなれるの?

ということで、大人になった今、真剣に勉強・実験をしてみた。

科学的には、生まれながらの遺伝子とかで、なれるかどうか決まるらしい。
ショート・ロング・バリアブルという3つのタイプに分かれる・・・とか。
レム睡眠とノンレム睡眠があって、それぞれの役割が・・・とか。
でも、それらを真っ向から否定する研究結果もあるわけで。
結局のところ、自分の身体がそれに適応できるか、ってことだろうね。

ただ、1つだけ有力な糸口を見つけた。
それは、芸能人・武井壮さんの睡眠をピックアップした、テレビ番組。
1日に45分しか寝ない、というのが本当か?どんなメカニズムなのか?
そのあたりを、かなり専門的に調べてくれていて、とても参考になった。

結果から言うと、武井壮さんの睡眠は、ほとんどが深い睡眠だったみたい。
それに、眠りにつくのも異常に速い。
ざっくり、睡眠の質がめちゃんこ良いから、短くても元気だった的な?
ということは、自分の睡眠の質を測れば、可能な限り時間を削った、最適な睡眠プランが組めるんじゃね?って思ったのさ。

睡眠ステージとは?

さて、この実験を進める上で必要になる知識が、睡眠ステージ。
レム睡眠とノンレム睡眠がある~っていう、アレね。
それぞれ、眠りの深さと、その効果が違うみたい。

レム睡眠は、眠ってるけど眼は動いてる、浅い睡眠。
頭の中を整理したりするらしい。
対してノンレム睡眠は、眼すら動かない、深い睡眠。
頭も身体も休めてるらしい。

ということは、頭と身体を癒してるのは、ノンレム睡眠ということ。
武井壮さんが45分でいけるのも、ノンレム睡眠に振り切ってるからかも。
時間が短くても、ノンレム睡眠が十分なら、問題なく生活できるのでは?

ということで、自分の睡眠ステージを、数か月にわたって計測してみた。
使ったのは、Oura Ringっていう、海外のウェアラブル端末の指輪。
リンク貼っておくけど、海外サイト難いし、高いから、買わなくていいよ。

自分の睡眠を計測したら活路が見えた。

計測してみると、マジでめっちゃ面白かった。
なにが面白いって、1日になにしたかで、わかりやすく質が違うんだもの。
睡眠データを3つ並べて、どれが寝る前にスマホいじった日でしょう?ってクイズ出されても、正解できる自信がある。
それくらいには、自分の行動が反映されてたのよね。

閑話休題。
質の良い睡眠を取るための行動・・・も重要だけど、まずは睡眠ステージ。
結論から言うと、こんな感じ。

  • しっかり眠れた日の深い睡眠は、1時間半~2時間くらい。

  • 深い睡眠の9~10割は、寝付いてから4時間半の間にある。

  • 特に、寝付いてからの3時間は、深い睡眠の率がバカ高い。

世の中の眉唾みたいな睡眠論も、あながち間違いではなさそうだね。
「寝付いてから90分がゴールデンタイム」は、単にめっちゃ深い睡眠。
「ショートスリーパーは3~4時間睡眠」も、深い睡眠は足りてそう。

つまり、深い睡眠だけで考えたら、4時間半とそれ以上は同じってこと。
それなら、4時間半睡眠の人工ショートスリーパーになれるんじゃね?
元々は7時間半睡眠な僕だから、3時間は削れることになる。
1日3時間、1年で1095時間・・・45日分。激アツだね。
時間の方針は決まったから、次は、十分に深い睡眠をとる方法を考えよう。

質の良い睡眠をとる方法

質の良い睡眠をとる方法も、たくさんの睡眠データから見ることができる。
とはいえ、すっごいありふれた話になっちゃったけど、こんな感じ。

  • 寝る前にご飯を食べない。3時間くらいあけて胃をからっぽにする。

  • 寝る前にPC やスマホを見ない。ブルーライトを浴びない。

  • 部屋を無音・真っ暗にして寝る。

  • 寝る前にお風呂(サウナ)に入って、しっかり湯船につかる。

・・・うん、どれも一度は聞いたことがあるような話。
でもしょうがない、本当にこの辺を守らなかったら、質が落ちたんだから。
逆に、これだけ守れば、割と理想的な睡眠になってたりもする。
・・・まぁ、ズボラな性格には意外と辛い項目だけども。

逆にびっくりしたのは、睡眠系のサプリはあくまで後押しだったってこと。
前に投稿した記事でも書いたけど、僕は色んなサプリを多用してる。
その中に睡眠用のサプリもあるんだけど、データ的にはあくまで後押し。
寝る前に少しスマホをいじっちゃったけど、ギリ眠気を呼んでくれたとか。
寝てる途中で起きてるくらい浅い睡眠になる率が、ちょっとだけ減るとか。
睡魔を誘い、深い眠りにつくよう、ちょっとだけ背中を押してくれる感じ。
データ的にも効果が実感できたから、これからも続けよっかな。

短眠を実践してみた。

さぁ、必要な知識はすべてそろった。
ついに、実践の時だ。
睡眠の質が良くなる方法モリモリで、短眠に挑戦してみた。
その結果は、こんな感じ。

  • 1日目は、4時間半睡眠でも問題なく生活できる。普通と変わらない。

  • 2日目は、4時間半で(目覚ましで)起きれなかった。

わぁい、ふがいない結果だよぉ。

とはいえ、ここで終わるわけにはいかない。
実際、1日目だけだったら、4時間半睡眠でも問題なかったんだから。
どれくらいの頻度なら短眠にできるのか?っていう実験もしてみた。

  • 1~2日おきに4時間半睡眠なら、問題なく生活できる。

  • 短眠後の2日目は、普段通りの7時間半睡眠なら、問題なく生活できる。

  • 1回だけ2日連続で起きれたけど、2日目は少し不調な感じがある。

ちょっとだけ現実的になってきたね。
3日に1回でも短眠にできれば、1日あたり1時間、時間が増えるわけで。
とはいえ、慣れの問題もあるのかな?
短期的に実験しただけだから、身体からしたら、急に3時間減らされて。
ちょいブラックな仕事をしてる友人が、身体が慣れて起きれるようになったらしいから、継続していったらまた変わるのかもね。
その友人には、転職しろって言っといた。

まとめ

ということで、今回のお話をまとめると、こんな感じ。

  • 頭と身体を休めるなら、深い睡眠をしっかりとることが重要。

  • 深い睡眠だけ見たら、4時間半もそれ以上も、同じ。

  • ショートスリーパーは難しくても、断続的な短眠ならいけそう。

  • 本やネットの睡眠論は、意外と間違っては無いのかもね。

まだまだ実験の途中だから、これからも続けていきたいね。
習慣と同じで、続けて言ったら身体が慣れる、ってのもありえるし。
もちろん、体調には十分に気を使っていきながらだけども。
いつかは、4時間半睡眠で十分な人になれるのかなぁ・・・。

また、なにか新しい睡眠情報が見つかったら、記事を書くよ。
Have a nice sleep!!
・・・うん、くそつまらん。


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