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絶景(Buena Vista)を見た。〜競馬歴_2009

自分勝手なこの、自らの競馬歴を振り返るシリーズ、前回は2007年を書きました。(2008年は、もっと前に書いておりました。)

前2年を少しふりかえると・・

2007年はなんと言ってもウオッカのダービーでした。(記事タイトルに副題を追加してみました。)


2008年はメイショウサムソンが参戦した凱旋門賞、現地観戦が思い出深いです。



2009年の心に残るレースその1は、「オークス」。


その年がどんな年だったか思い出そうとする時、自分はまず、ダービーをどの馬が勝ったかを思い出そうとするのですが、2009年はダービー馬(ロジユニヴァース)よりも、桜花賞・オークスの二冠を制したブエナビスタの方が印象深いです。

ブエナビスタにはかなり惚れ込みました。

馬名の意味は、スペイン語で「Buena Vista(素晴らしい眺め、絶景。)

その名の通り、素晴らしいレースを何度も見せてくれた名牝でした。


関東在住なので桜花賞は生観戦できなかったのですが、オークスは東京競馬場で観戦しました。

以下は、最後の直線。

先頭の黒帽子が単勝2番人気レッドディザイア、追い上げてくる青帽が1番人気のブエナビスタ。


四位騎手騎乗のレッドディザイアがこれ以上ない運びで直線で先頭に立ち、普通なら勝ちレースのところ、ブエナビスタが見事な追い込みを決めました。


是非、VTRもどうぞ。



必ず差してくれる。

そんな確信に似た思いがあり、不思議とあまりドキドキしなかったのを覚えています。

実際は、かなりぎりぎりの差し切り勝ちでした。



心に残るレースその2は、「ジャパンカップ」。

このレースは、ブエナビスタの2歳年上の、牝馬ながらにダービーを勝ったウオッカの日本での最後のレース。(引退レースは次走、ドバイへの遠征レースでした。)

最後の直線、急追するオウケンブルースリをハナ差で凌ぎ切りました。

勢い的には差されてしまってもおかしくない体勢でしたが、このレースで初コンビのルメール騎手がぎりぎりもたせてしまいました。

「ウオッカ! ウオッカ!!」と叫びましたね〜。


こちらはレース前の輪乗りの様子。

ウオッカは可愛いというより「カッコいい」。



ブエナビスタとウオッカの直接対決は実現しませんでしたが、ブエナのライバルのレッドディザイアがウオッカとジャパンカップで対戦、3歳ながら3着と頑張りました。

また、レッドディザイアはウオッカの引退レースとなったドバイのレース(G3・マクトゥームチャレンジラウンド3)にも出走し、優勝しています。ウオッカはそのレースで8着。

ブエナビスタとウオッカ、どっちが強かったのか、妄想ネタとして最高です。レッドディザイアを秤にすると、かなりいい勝負をしたのでは・・。



馬券的なありがとうのレース、「スワンステークス」。

2009年は足繁く競馬場に通った一年で、秋の古馬G1三連戦(天皇賞・秋、ジャパンカップ、有馬記念)も皆勤。

カンパニーが8歳で制した天皇賞・秋にも感動しました。

天皇賞のレイをかけられたカンパニー。


最後に、個人的に良い思いをしたのが、天皇賞の前日の「スワンステークス(G2)」。

4番人気のキンシャサノキセキを軸にして、相手が絞れず、ほぼ総流しにしたところ、18頭立て16番人気のアーリーロブストが頑張ってくれ2着、キンシャサが1着で万馬券となり、100円が4万円以上になりました。


以来、”ほぼ総流し”作戦は自分の馬券戦法のひとつになっています。。


そういえば、今日は3月11日。

2011年の3月末、東日本大震災に見舞われた日本に、遠くドバイの地から吉報を届けてくれたのが、世界最高峰のレース「ドバイワールドカップ」に勝利したヴィクトワールピサ、2着トランセンド、そして結果は8着に終わったものの、当時日本最強馬と言えるブエナビスタでしたね。

私は今も、あのレースはこの三本の矢で挑んだからこそ届いた勝利のような気がしています。

このレースは2009年のものではないですが、3月11日という日にちなんで思い出したので書き留めておきます。

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