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小説は積読しがち。(と、読書についてのいやな思い出話)。〜摘読日記_32

最近の積読アンソロジー


相変わらず積読つんどくしがちなのですが。。

積読と違ってちょいちょい手に取るつまみ読み(摘読)は、あまり小説には適さないという持論?があります。

小説はやはり、一度手にとってその世界に入ったら一気に読まないと、積読になりがちです。


最近の積読小説を並べてみました。


積んでる度いちばん高いのは、こちら。

「一九八四年」

ほんの少し読んだだけで積んでしまっています。
なんでも、本国イギリスで、「読んだふり古典小説ランキング1位」らしいです。

出だし、面白いんですけどね。
街に監視の”眼”が行き渡っているところ。
「のび太の宇宙小戦争リトルスターウォーズ」を思い出しました。・・というか、藤子先生が一九八四年をオマージュしているのかな?



「たまらん坂・武蔵野短編集」

表題作「たまらん坂」は読みました。

♪夜に腰かけてた〜

 ♪中途半端な夢はぁ〜

RCサクセション「多摩蘭坂」でも有名な実在する坂の由来を追って・・という短編でした。

筋どうこうよりも、父と息子の会話、父の文献探しのための図書館通い、、特にドラマチックな展開はないのですが、なかなか良かった。

でも、それ以外の作品にまだ入ってない。



「洞窟オジさん」

小説ではなかったです。

昭和30年代から数十年に渡り、足尾銅山の洞穴や、茨城県の小貝川こかいがわ沿いで一人で生活した、という加村一馬さんという方の自叙伝。

こちらは、読了してました。

一度読み始めたらその世界に入り込んでしまったなぁ。。

著者の加村さんは、テレビの「激レアさん」にも登場していました。

すごい人生だと思います。


「駒音高く」

佐川光晴さんの小説を読んだことがなく、買ってみました。

買ってきて、机の上にポン。

でも、読んだら早そうな気がしてます。



「ライ麦畑でつかまえて」


今さらサリンジャー、今さらライ麦畑。

昔読んだので、実家の本棚にはあると思うのですが、古本屋で100円で売っていて思わず買ってしまいました。

これはつまみ読みでもいけると思います。

その世界を知っているので、すっと入れるような気がします。


「枯木灘」

これも昔読んだ系。

ちょっとある漫画を読んでいて、この小説を思い出して。

これも意外とつまみ読みでもいけそう。


読書感想文にまつわるちょっといやな思い出。


ところで、読書感想文にまつわるちょっと嫌な高校時代の話を思い出しました。

私の卒業した高校では、三年間で小説を百冊読むことが推奨されていました。

”推奨”なので、読む読まないは自分次第で、私は多分半分ぐらいしか読まなかったと思います。(読書は好きでしたが、どちらかというと映画を観る方が好きでした。)

島崎藤村の「破戒」とか、推薦図書だったけど、避けてしまったなぁ。。

そして、三年生の時に校内の読書感想文コンクールで入賞したことがあったのですが、成績がとんでもなく悪かったせいだとは思うのですが、担任の先生に、「おまえ、読書感想文入賞したぞ。あれ本当にお前が書いたのか?」とあからさまな疑念をかけられたのです。

私はなんと答えていいかわからず、(あるいは、ショックでなんと答えたか忘れたか・・?)、ただただ、この先生にはその後進路のことなど一切相談しませんでした。

そのため、卒業までかなり睨まれましたが・・。

今思うと、もう少し上手く立ち回れなかったものか・・?などと思いますが。


ああ、いやだいやだ。
いやな先生だったな〜(笑)。

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