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読書の秋(今日は暑かったけど)。〜摘読日記_25

まだ予断を許さないものの、秋の気配が漂ってきました。(今日は暑かったけど。)

摘読中の本を一度整理してみました。

最近読んでいる本・野球系


最近はこんな本を読み進めています。

■投手 桑田真澄の青春(石川 好)

1996年発行

1996年発行なのですが、内容としては、1986年、桑田真澄がプロ1年目だったときに、著者の石川好氏が数度にわたりインタビューしたもの。

こちらはほぼ読み終わりました。

本にも書いていましたが、18歳にして自己検証能力がすごい。
桑田真澄は1年目の成績は「KK」のもう一人、清原の新人王をとる大活躍と比べると地味な成績(最終的には15登板、投球回数61回1/3で2勝1敗)。

登板ごとにどこが良くなかったか、そして改善のためにどういうイメージをもってどう自分を鍛えていくか、自分で修正していったそうで、高卒新人離れしていると思いました。

プロに入る前から、「自分で練習メニューを考えて実行する」ことを当たり前のこととしてやっていたそうです。

桑田投手はプロ野球選手としては小柄。youtubeで語っているのを見たのですが、公称174cmとしてたものの、「調子が悪いとき」は173cm台だったそう。

小さい体をどうフル活用してプロの世界でやっていくか、そのためには自分というものを知り尽くす必要があったのかもしれません。

ただ一方で感じたことは、「自分を知り抜いた」桑田氏は反面、周囲の人の気持ちにまで考えが及ばなかったところが、あったのかも?

というのは、やはりドラフトの出来事

ドラフト前、「巨人に入りたい!」と周りに公言していた清原選手に対して、一言、「俺も昔からファンで、俺も巨人に行きたい。」と言っていたら・・。

ドラフト後、ふたりの関係性は、また違ったものとなっていたのかも、と思ったり。(清原選手は、「桑田は早稲田に進学する。」と信じ切っていたそうです。)

しかし、本を読むと、桑田選手としては、ドラフト前は毎日「自分にとって最良の結果をください。」とお祈りを続けていたそうで、その姿を想像するとけなげだなぁと感じました。

桑田選手はあのドラフトで、一時期「巨人と密約があったのでは?」と悪者扱いされたりもしましたが、改めて思ったのは、誰が悪かったわけでもない、ということでした。


野球系では、こちらも読み進め中。

永遠とわのPL学園(柳川 悠二)

2019年発行

PL学園創設の背景から、栄光の数々、そして2016年の休部までの歴史。

清原本にハマり、続いて桑田本、そしてPL本・・と連鎖が続いています。


最近読んでいる本・競馬系

■夢を喰う男(本城 雅人)

2022年発行

自分にしては珍しく新しい本を読んでいます。

キズナ、ワンアンドオンリー、コントレイルでダービーを3勝している前田幸治氏のブリーダーオーナーとしての歩みを描いたノンフィクションノベル。

まだ読み始めたところ。

話が逸れますが、武豊騎手は競馬関連の本の帯によくコメントを寄せていますが、武さんはあんまり本読まないというのを以前何かで読んだような・・。もちろん、騎乗のために視力を悪くしたくないから、という理由だったと思います。


最近読んでいる本・小説系

■野川(古井由吉)

2004年発表

冒頭に「暮れの中山の競馬場で・・」と出てきます。

競馬好きの古井先生、「仮往生伝試文」にも、メジロラモーヌとか出てくるんですよね。

この本は、暮れの中山の頃までちまちまと読み進めようかな・・。


■一九八四年(ジョージ・オーウェル)

1949年発表

長いこと積読状態。

ほんの最初の方だけつまみ読みしたところです。

今、ぱらっと訳者あとがきをめくったら、本国イギリスでこの本、「読んだふり本」第一位だそう。

見栄を張って読んだことにしてしまう、ということですね。

面白いランキングですね。

日本の小説なら「読んだふり第一位」はなんでしょう、島崎藤村の「破戒」とかじゃないですかね。(自分も高校時代読みかけて挫折しました。)


最近読んでいる本・その他


■隅田川の向う側 私の昭和史(半藤 一利)

2013年発行

8月あるあるとして、戦前・戦中・戦後に思いを馳せたくなり、半藤一利さんの本をとりあえず手にとってしまいます。

この本は、最初の方にかの王貞治さんと地元一緒で相撲とっていた、みたいな話が出てきて面白いです。

乱読あるある?


ところで、いろんな本を同時並行で読んでいて困ることがあります。

「あの一節は良かった。」という文章がどの本のものだったか、忘れるのです

乱読あるあるかもしれません。

そんなこともあって、最近はなるべく読書メモをとっています。

こんな具合。↓

■嫌われた監督
96p お前、一人か?
131p,138p お守り
309p 勝たせるのは監督の仕事だ。→ジョブディスクリプション
330p 過去の記憶とつなげる、腑に落ちる。手法というか、このパターン多い。
371p(井出)契約と、責任と、手段。
380p 新幹線のエピソード 面白い

メモにより、だいぶ忘れることを防げているのと、読書感想記事を書くときに活用しています。

それでも漏れはあり、特に立ち読みで印象に残った一節は、手元の本を探してもその一節が見つからない。

こうなると、その一節との再会は困難です。
(「そうなる前に買えよ」という話かもしれませんが・・。)



・・さて、今晩はどれを読み進めるか・・。

しかし、最近YouTubeのプロ野球チャンネルにハマっていてそっちにも時間を取られています。(特に江川卓の「たかされ」がいいです。江川さんの声、合いの手が心地よい。。)


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