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次に読む本決めてますか?〜摘読(つまんどく)日記_05


さいきんの摘読(つまんどく)本たちです。

映画本、競馬本、野球本、小説、エッセイ・・。


以前は一冊を粛々と読み進めるか、何冊か同時に読み進めるにしても二冊、三冊程度でしたが、最近は常時十冊弱を同時に読み進めるスタイルです。

ただ、物理的な限界があるので、必然「摘読(つまみよみ)」となります。

あっちをちょいちょい、キリのいいところまで読み進めたら、こっちをちょいちょい、という感じです。

以前は、”これを読んだら、次はあれを読もう”みたいな、計画というには大げさですが、予定のようなものを立てていましたが、今はかなり流動的です。

次に何を読むかは気分まかせです。


今、いちばん読み進めているのが、王貞治さんの半生記。

「野球にときめいて」

2020年初版発行


王さんについては、子供の時から漫画の伝記なんかも読んでいたので、知っているエピソードは少なくないのですが、それでも、さすが本人が語っているので、より具体的でイメージが想起されるような本となっています。

特に、子ども時代の数々のエピソードは楽しい。(実家からお金をくすねて焼き鳥を友人たちに振る舞う話など。)
戦後の混乱期の子どもたちの逞しさを感じました。

王さんは、実家が中華そば屋さんで食べ物には困らず、また、お父さんの仕福さんが大戦の戦勝国・中国出身ということで、配給も特別良かったそうです。なので、当時の子どもとしては、かなり恵まれた環境だったと回顧されています。


まだ途中なのですが、この本を読んでいて寄り道して引っ張り出したのがこちらの写真集。


土門拳「こどもたち」

ニコンサロンブックス・昭和51年発行


昭和27年に築地の子供たちを撮り始めたのを皮切りに、昭和30年代までも含み撮られた街の子供たちの写真集です。

ねずみと男の子。(「江東のこども」シリーズ)


街角で、映画の宣伝?(「こどもたち」シリーズ)


王さんの子ども時代よりは、少しだけあとの時代かもしれませんが、王さんは墨田区で子ども時代を過ごしたそうなので、この写真集に出てくる少年たちのような感じだったのかなぁと眺めています。


こういう寄り道をしているから読むのに時間がかかってしまうんですが、寄り道は楽しいし、しかも最近はこういう状況そのものをnoteで記事にしてるから余計時間がかかっているわけですが、それも含めて楽しんでいます。


他のつまみよみ中の本では、「羊をめぐる冒険」は、十数年ぶりに読もうかなと。自分が読んだことのある村上春樹の作品ではいちばん面白かったように記憶しているのですが、久々に手に取り30ページほど読み進めたところ、ほぼ内容を覚えておらず。悲しいようでもあり、得をしたようでもあり。

喫茶店で本を読む女の子と親しくなっていくくだりなんて、他の作品でもなかったっけ?とか思いながら読んでいます。


あとは、星野源「そして生活はつづく」
今ごろ読んでるの?って感じですかね?
トイレか旅のお供にどうぞ、と帯にあります。
寝る前にちょっと読むのにもいい感じです。


それから、長らく競馬ファンをやっていながら、このnoteを始めてから知った岩川隆さんの「広く天下の優駿を求む」。三冠馬・ミスターシービーの物語や、幻の馬・トキノミノルの物語が収録されています。
ひとつひとつの物語はそれほど長くないので、つまみ読みしやすいです。


あとは、「ハワード・ホークス 映画読本」
この本は古本なのですが、かなり状態が良かったので思わず衝動買い。
ハワード・ホークスは昔よく観ていました。
最近、映画をぜんぜん観ていないのですが、この本をパラパラめくっていると、「リオ・ブラボー」とか、観直したくなりました。



今日は、王さんの本を少し読み進めて寝ようと思います。おやすみなさい。

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