見出し画像

おせちのおしょうがつ

いつのまにか絶版になって新装版として復活していた絵本。
布絵本を撮影したもので、登場するおせち料理に合わせて生地も変えている。子どもなら触りたくなるかも。
かずのこが運転する重箱カーが近づいてくる扉。タイヤはれんこん。
そこへ現れるおせち料理たち。登場時のそれぞれの擬音が特徴的だが、自らの名乗りで由来もひとことで解説。大人でも由来は知らなかったりする。そんな大人向けにカバー見返しでやや詳しい解説、が旧版にはあるが新装版はどうだか知らない。
新装版はタイトルのフォントが変わっている。前よりスタイリッシュな細い書体。
中身はちょっとハラハラドキドキな展開。黒豆がお屠蘇におせち料理じゃないから乗るなと拒絶するが、その黒豆が悪路で川に落ちてお屠蘇が救出に。
それで助けられるかと思ったら二度三度とピンチ。
最後は無事に目的地の鏡餅の家で皆で正月の遊びをいろいろ。そのシーンにかるたはないが表紙はそれぞれがかるたになっている。
今どきはそもそも小さい子がいる家でおせち料理を食べる機会があるのか分からないが、祖父母の家とかで食べるなら予習復習にうってつけの絵本。


この記事が参加している募集

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?