怪しいものではありません

ここ最近、スピリチュアル系を仕事にしている人が周りに増えた。
会社に所属しながらやっている人、転職してしまった人。
別に大いにやってもらって構わないし友達が頑張ってる姿を見ると私も頑張ろうかなって思う。
仕事ってなんだろう、お金を稼ぐってなんだろうって最近考えることが多いけれど、
自分がいいと思ったものを広めたいとか、困ってたり苦しんでたりする人を助けたいという活動の結果、生活も成り立っているというのはすごいと思うし好きなことで稼いでるのはすばらしい。

でもね、そういう人がよくお誘いをしてくる。
「今、特別価格で初回5千円なんだ」って言ってくる。
宗教ではない(と言っている)し、それで実際救われてる人はいるらしい。
「へー、そうなんだ。私はいいや」
で、今のところ済ませているんだけど。
実際今の私には不要だと思うし、エネルギーもパワーもどうだっていい。

私は特に不快ではなかったし、断ることに何も思いはなかったんだけど
中には「毎回断ってて悪いな・・・」って思ってる人がいる。
っていうことを最近知った。
え?別にいらないなら断ってよくない???
ってちょっとびっくりしたんだけども。
初回お試し価格は5千円くらいだけど、料金表見ると2万、3万は当たり前の世界。
それに加えて道具(グッズ?)も売ってるらしい。
断った人が言うには「そんなんで人が救えるのか?」と。

そこでやっと、その団体の活動について調べてみた。
それで出てくるのは、如何に自分たちの活動が怪しくないかという内容ばっかりだった。
そして「エネルギーを浸透させた高波動商品」というのが売っている。

んー、ゴメンこれは無理だわ。
確かに、これで人が救えるかは謎だ。
効果が不明な「壺」や「数珠」を売ってるのと何が違うのか。
買える人の方が効果が高いということだったら、そこに格差が生まれるんじゃないのか。
それって本当の意味で救えてるのか???

そのスピリチュアル系を生業にした人が言っていたのは
「風の時代で人との分断が加速する」とのこと。
それって自ら分断されに行っていないか?
新型コロナウイルスに対する個々の考え方もそうだったけれど
人の分断は確かに進んだと思う。
逆に本音がわかってよかったと思っているんだけど。
それにその人は、活動のために生活を大きく変えることに何も疑問を思っていないことがわかった。
必要とされているところに行きたいから、と言っていた。
家族どうするの?と思ったんだけどグッと堪えた。
きっと私が何を言っても響かないんだろうな。

宗教問題が取り沙汰されているけれど、宗教一歩手前(だと勝手に思ってる)のスピリチュアル系を一律でルール化できないものかな。
そんなことを考えつつ、今週もお友達から”お誘い”がありそうな予感。

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