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幸せな仕事って何だろう

メルボルンに来て3年間習ってきたテニスのコーチが、昨年末で50年間のコーチ業から引退された。
その時に感じたことをnoteに書きかけて放置していたので、今更だけど書きます。

近隣の日本人ママや子どもたち向けにテニスを教えていたコーチ。初めの頃に教えていた生徒はもう60代と言っていたかな。
累計何人の生徒を教えたことになるのだろうか。

コーチのレッスンはとても楽しくて、私も子どもたちもすっかりテニスにハマり、毎週のテニスを心待ちにしていた。

オーストラリアという土地が広くてテニスコートがたくさんある土地柄、そしてAustralian Openがあるということもあるのだろうけど、テニスが大好きになったのはコーチの楽しいレッスンのおかげだと思っている。

レッスン最後の日、みんなからの寄せ書きフォトブックやギフトをコーチに渡した。
日本に本帰国した人たちからもメッセージが集まって、本当にたくさんの思いが詰まった温かいギフトだった。
コーチもニコニコ顔で子どもたちと写真を撮ったりして、幸せそうな笑顔にこちらもうれしくなった。

たくさんの教え子に囲まれて、みんなに惜しまれて、引退する。
こんなに幸せな仕事ってなかなか無いんじゃないかなぁと思う。

たくさんの人と関わる仕事だけに、いろいろなご苦労はあったのだろうけれど、コーチがみんなから愛されているのは素晴らしいコーチ業の結果なんだろうな。

今は仕事をしていないけど、こういうところからも働くってなんだろうなと考える。
幸せな仕事って、収入の問題だけでは決してないと思ってしまうよね。


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