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【Column Vol.5】 一歩ずつできることを増やす

押忍。こんにちは。
これまでのWeekly Column(以下WC)では、「これから何か新しく始めるために必要なマインドセット」をご紹介してきた。

今回のWCで伝えたいことは一歩ずつできることを増やす、という考え方を忘れてはいけない、ということ。何か新しいことを始めようとすると、理想が高すぎるがゆえに一気にショートカットしてその高みまで行こうとする人がいるが、それは不可能だし何より継続できない。ショートカットをする意識を、とにかくそぎ落とすことが重要だ。


例えば、腹筋を割りたい、そう思って今日10時間腹筋して割れるだろうか。ローマは一日にして成らず。


この言葉通り一歩ずつ着実にできることを増やしていったその先で初めて結果がでる。Yahoo!アカデミア学長の伊藤 洋一さんがこんなことを言っていた。

『世の成功者って最初からやりたいことって決まってるイメージがありますよね。でもよく考えてみるとジャックマーだって最初は先生だったわけですよ。最初からアリババがどうかとか言ってた訳じゃない。
ただ僕なんかも色々仕事が面白くなってくると「こうなろうよ」とショートカットして語ってしまう部分があるんです。そうなると志を立ててビジョン、ミッション、バリューみたいなことを考えて行動しよう、みたいなメッセージになりがちです。でも「俺、最初からそんなこと考えてたか?」という話ですよ。ゴールを設定するにもなにが自分に向いているのかといった判断の材料が何もないのにゴールを決めろといっても無理な話です。なので、そこでモヤモヤするよりもまずは自分の経験値を溜めるのが何より大事。目の前のことに一度全力でぶつかってみろと。そうするうちに見えてくるものがあると思うんです。』

今あなたは目の前のことに全力だろうか。目的をもって一日を過ごせているだろうか。ほとんどの人は将来やりたいことが分からない、と言っているが、本当にそうだろうか。自分にやれることが少ないからやりたいと思えることもすら少ない。だからこそできると思える範囲も狭い。

「あなたは将来何になりたいの?」

最近この質問を受けた私は真っ先に

『自分と関わる人が、「自分と出会えてよかった」と言ってくれるような
人を幸せにできるような人になりたい』

自信をもって言った。次に

じゃああなたは何ができる?
自分と出会えてよかったと言われるためにあなたは何ができる?

この言葉を突き付けられた私は何も答えることができなかった。正確には「何もないです」しか答えられなかったのだ。そこで言われたのが今回のテーマ

一歩ずつできることを増やそう。

ということ。そもそもお金の稼ぎ方には3つの種類がある。その3つの稼ぎ方に触れながら、今持つべき考え方について解説していこう。


ホリエモンもzozoの前澤もできることから始まった。

元々はホームページ制作会社だったホリエモン。今は民間のロケット政策に携わりとんでもない社会貢献をしている。zozoの前澤社長だって、zozotownはもともとレコード屋からスタートした。今は○○万円が当たる、のようなキャンペーンを打ち、社会貢献をしている。しかし、このような今を煌く社長たちも最初は、できることから始めたのだ。一歩ずつ続けた結果できることが増え、今では社会貢献をするまでになっている。

3つの稼ぎ方の種類

TIM、RIM、KIMの3種類。それぞれ
◇Time Is Money (時間で稼ぐ)
◇Result Is Money(成果で稼ぐ)
◇Knowledge Is Money(知識で稼ぐ)

TIM(Time Is Money)

このWCを書いている私もそうだが、ほとんどの人がサラリーマン。自身の労働の時間を会社に提供することによって報酬を得ている。TIMに属する。自身の時間給を計算したことがあるだろうか。

例)
月給20万円→月200時間勤務。
時給→1000円

東京都の最低賃金は1013円(2020年10月現在)である。ここで伝えたいことは自身の時間当たりの価値を上げるための意識を日常生活で忘れてはならないということ。自身の時給は今いくらか?時間に見合った対価を受け取っているのか。受け取っていないとするなら、それはなぜか?しっかりと考えてほしい。通勤時間は給与に入っていない。通勤時間も含めた会社のために使ったすべての時間を月収で割ったとき、割に合わない場合は行動を起こそう。
私も、つい最近まで月末に振り込まれる給与が学生時代に比べ多いので、全く考えていなかった。しかし自身の時間に対して支払われる対価が妥当なものなのか考えはじめると意識が変わっていく。今すぐTIMから抜け出す必要がありそうだ。

RIM(Result Is Money)

TIMからRIMとはどういう人を指すのだろう。それは、成果に対し対価を受け取っている人だ。フリーランスなどがそれにあたる。労働時間(を活用し、出した成果)=月給という場合だ。サラリーマンであれば何か副業を行い、自身のスキルを対価に変える。自身の中で対価に変えられる明確なスキルを持つと、このRIMという領域に行けそうだ。どうやらスキルを持つというのがRIMに行くために必要な道かもしれない。

KIM(Knowledge Is Money)

これは、仕組みを作れる人。つまりお金を稼ぐ、ではなくお金を生み出す人のことだ。

例)
月収30万円を売り上げるレストランを経営したとして、そのレストランを誰かに売却する場合、30万円で売るだろうか。おそらく売らない。今後も生み続ける(と予測できる)金額分を請求するだろう。

このように自身の持っているノウハウを活用して継続的にお金が生まれ続ける仕組みを作る。この領域に行くためにもスキルが必要そうだ。

1円を拾わないという強い意志

お金の稼ぎ方の3つの種類について紹介してきたが、自身の時間に対しての意識をしっかりと持つこと。自身の時間に対しての価値をしっかり把握し、どうすれば価値を少しでも上げることができるのか、考え行動に移すことが重要だ。

1円を落としたらその1円をあなたは拾ってはいけない。
月収30万円で月20日間勤務。
時給は1.5万円、1日9時間労働。
時給換算で1606円、分給27円、秒給0.5円

先のテーマに戻ると、1円を拾うのに3秒かかるとする。自分の1.5円分の時間を使って1円を拾う、これは割に合わない。実際にお金は大事なので拾うのは良いかもしれないが、このレベルでの時間に対する意識を持った方がいいということを伝えたい。WC vol.3 時間への向き合い方 でも伝えたが時間に対する意識を持つことで、夜遅くまでYouTubeを見ている時間も、電車の中で寝ることもなくなるだろう。

積み重ねていった時間をスキルに変えていく。
そのスキルを活用してノウハウをためていく。
ノウハウを活用して仕組みを作っていく。

私にできることはまだ少ないかもしれない。しかし、時間に対する意識は高く持っている。その隙間時間の積み重ねでスキルを習得するための勉強している。RIMそしてKIMになるために。今までの時間を振り返ったときに自身にとって後悔ないような時間の使い方はできているだろうか。

昨日よりも0.1円でも自分の価値が上がっているか?

問い続けることが重要だ。
ではまた。

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