ドイツ国際離婚 Jugendamt 青少年福祉事務所
長くなってしまったので、この記事を要約すると
◆Jugendamtは『子供の福祉のため』のみに焦点を当てたお役所
◆ドイツ語がわからない場合は、余計なことを言わずに弁護士に全て伝えよう
◆司法の場ではないので、彼らに何の権限もないが、面接のように印象は良く誠実に
私は日本人で、夫はドイツ人である
私たちの間には3人の子供がおり、私と子供達が一緒に住んでいる
夫とは永遠に別居である
私が離婚をしようと決めてから、夫が家を出るまでに約1年半かかった
ドイツで離婚する場合は、基本的に裁判所が介入する必要がある
円満離婚などの協議離婚の場合でも弁護士を通す事となる
ドイツ人同士の離婚も、ややこしく、尚のこと国際離婚となるともっとややこしい
私たちの場合は、より一層ややこしい
詳細は別の記事に書くとして、裁判官から『このケースは難しすぎるわ。話し合って協議で解決した方がいいよ』と言われた位だ
さて、今日はドイツでの国際離婚で子供がいる場合に関係してくるお役所
『Jugendamt』 青少年福祉事務所について少し記載したいと思う
Jugendamtは『子供の福祉のため』のみに焦点を当てたお役所だ
よって、私のことや元夫のことなど、基本的にはどうでも良い
(少なくとも私はそう感じている)
去年、私が色んなお役所や相談所で今後のことを相談した時
このJugendamtは困り果てていた私を全く助けようともしなかった
去年の私はドイツ語が今ほど出来た訳ではなかったので、言いくるめられて終了したので、私の中の心象は悪い
先日、夫の要望で彼がJugendamtにコンタクトを取り、夫婦でJugendamtに行くこととなった
私たちは現在裁判中であり、双方に弁護士がいるにも関わらず、なぜ夫婦同席でJugendamtに行かなくてはならないのか
夫が何を企んでいるのかわからない
彼に何か有利になる事があるのか
Jugendamtに私が同席しない場合は、何らかの形で私に不利になる可能性があると弁護士から言われ、戦々恐々と行ってきたのである
私の任務は、Jugendamtにて夫の要望を聞き、ひたすらメモを取り
弁護士に報告する事だ
外国人の私が余計な事を言うと、揚げ足を取られかねない
余談だが、ここ最近私はドイツ語のC1というレベルの勉強をしてきた
この試験勉強には、討論、論文などの実践的な内容が含まれている
この試験対策のおかげで、私はいかに戦略的に自分の意見、反対意見、それを踏まえた今後の展望など、ドイツ語の専門用語で順序立てて話をする事ができた
これが本番の試験なら、私は高得点で合格していただろう
余計な事を言うどころか、結構発言をしてしまったが
Jugendamtの担当者は私に好印象だったと思う
彼らは裁判官でもないし、何の権限もないが私の現状や考え方を
知ってもらう事はは大切ななことだ
今回のJugendamtでの話し合いが、今後どのような形で裁判と関わってくるのかはわからないが、ドイツで国際離婚する場合でお子さんがいる方は
少なくとも一度は関係してくるお役所である
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