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星屋の小論文(多摩美2019)

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2019年多摩美A課題「『愛』という言葉からあなたがイメージすることを、具体例を挙げながら四〇〇字前後で書きなさい。」その1です。この問いは「愛」というある種究極的なものを解答者個人がどう答えるかというプレッシャーを感じさせる問いだと思います。この小論文ではごく基本的な「強い愛のイメージ」を私が最高に愛する漫画を論じることで応じています(あまり小論文の講義では強調されないけど、こうした水面下の葛藤を解決する要素も書く上で大切だと思います)。

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2019年多摩美A課題「『愛』という言葉からあなたがイメージすることを、具体例を挙げながら四〇〇字前後で書きなさい。」その2です。墨子の「兼愛」への考察を通して解答を作ったもの。私個人が知っている「愛」を総動員して書いたもので、べつにこの課題に解答することに哲学的な考察が必要というわけではありません。

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2019年多摩美B課題「美術における『象徴』について、あなたはどのように考えるか。具体例を挙げながら四〇〇字前後で書きなさい。」その1です。「愛」と同じく「どことなく究極感がある」ので対となる問いですが、「愛」よりも難易度はアップしていることを確認しましょう。この自作は広義の美術の「象徴」としてモナリザおよび『モナリザマニア』を扱ったもの。「愛」その1と同様に漫画のリスペクトで書いています。解答者よって異なる、書く力を入る「題材」というものがあると思います。

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2019年多摩美B課題「美術における『象徴』について、あなたはどのように考えるか。具体例を挙げながら四〇〇字前後で書きなさい。」その2です。これは課題で連想する大好きな絵で「象徴」を書きました。そのじつ絵画のモチーフから寓意を読み取るという意味の狭義の図像学的象徴を今回も扱いませんでした。そんなとき(ある種のピンチ)でも自分が書こうとする題材で問いの解答を言い切ろうと試みることで活路はひらけるでしょう!

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