見出し画像

これは、私の人生だ。


私は幼い頃から母の影響で保育の世界に
憧れをもっていた。

高校を過ぎてもその思いは変わらず
父親に猛反対されても短大に進学し
幼稚園教諭の資格を取った。

卒業後、働き始めるも当時若かった自分は
社会人としての自覚も足らず挫折をし
別業界へ離れた時期もあった。

でも、やっぱり保育の道が諦めきれず
幼稚園への再就職を決め
担任業に全うした。

産休、育休を経て当たり前に復帰をしようと
思っていた頃、
新型コロナウイルスの影響で
外出することが悪みたいな時代がやってきた。

子どもを預ける云々の前に
そもそも見学をすることすらもできず、
その上そんな事情が通用することもなく
(今思えばマタハラパワハラ)
戻る場所がないと告げられ
復帰を諦め退職をした。

本当は幼稚園に転職したかったけど、
1人担任が当たり前の世界で
子育てとの両立やそのリスクを考えると
現実的ではないと判断し
保育士資格を通信で取得。
系列園に子どもを預けながら
保育園への転職を決めた。

いざ、正職員になるも
子どもは0歳児クラス。
毎週のように体調不良でお迎え要請。
送り迎えも、イレギュラーなお迎え要請も
対応するのは全て私だった。

2人の子どもなのに…
私も正社員なのに…
なんで…なんで。と不満は募り
その都度ぶつかったが改善の策が見つからず
私が【働く】を選択すると
子どもへの負担が嵩む。
その事実が嫌で私は
夢だったはずの保育士生活を離れた。


そんな背景を抱えて
•自宅でできる
•子育てを優先できる
•自分で自分の夢を叶えることができる
•働き方に縛られない
こんな事柄を優先したいと考えて
今がある。

にも関わらず、
今度は
家にいるんだから。
稼ぎが少ないんだから。
こんな理由で
子育て🟰私の仕事
という方程式をぶつけられることが続いている。

なぜだろう。
なぜ、親は2人いるはずなのに
育児は女みたいな考えになってしまうんだろう…

私は4年間、常にこの問題が降りかかっている。

旦那への愚痴ももちろんあるが、
それ以前にやっぱり日本という国の
子育てへの理解が乏しいことに
私は不満がある。

少子高齢化。子どもを産め。
そんな言葉を耳にする昨今なのに。

母が【働く】は悪のような場面が
私の周りでも度々起きている。

ライフスタイルが変化する中で
いろんな働き方を模索しているが
まだ答えが見つからない。

私は母であり、妻である。
とはいえ
子ども 子育て 家庭 
これらを理由に
もう自分の夢を諦めたくない。
私の人生なんだ。

そんな毎日を過ごしている中で
今朝、
「わがままに自分の理想を追い続けやがって」
と言われた。
(もうこれ、耳にタコができるくらいに言われているんだけど)

正直もう怒りを越して言い返す気にもならない。

子育てを優先することも
夢を追うことも
なんだか全てを否定されている気がしてしまうけど、
もうこれ以上ぶつかり稽古を繰り返しても
きっと意味がないんだろうなと悟った。

この日本という国の子育てへの理解の低さ。
そのもとで動く一般企業の理解の低さ。
嫁(母)がなんとかしてくれるだろうという旦那の意識の低さ。

もう懲り懲りだ。

だけど一つ言わせてもらう。

これは、私の人生だ。
母であり妻である私は
たった一回の人生を歩んでいる。

他人にどうこう決められる筋合いはない。

母になった私だって夢は追う。
バカにされたって理解されなくたっていい。

きっと私が希望の額を稼げるようになっても
理想の働き方を見つけたとしても
この問題が解決することはないだろう。

他人を変える、社会を変えることへ注力して
へとへとになったり凹んだりするくらいなら
自分の人生、自分で謳歌してやる。

そんな気持ちで今日も
夢を追っていく。

この記事が参加している募集

#今こんな気分

75,024件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?