見出し画像

つづくものづくり

私は、神社仏閣へ行くのが好きなのですが、
そもそもいつ、どうして出来たのか?という事をあまり知りません。

伊勢神宮について調べているのですが、
伊勢神宮は「式年遷宮」という大きな神事があるという事を初めて知りました。

1300年も前から続く大切な神事
(室町時代後期には120年間、遷宮費の徴収が難しく、中断されていた時期もありました)
20年に一度、宮処を改め、古例のままに社殿
や御装束神宝など全てを新しくして大御神に新宮へお遷り頂く神宮最大のお祭りです。

と簡単に書きましたが、
この式年遷宮
9年間もかけて造り替えるのです。
ただ作るだけではない
造る工程のひとつひとつに
神様への祈りが込められていて、
20年に一度作り替えられ、
つねに瑞々しいご社殿で、
永遠に変わらないお祭りが行われる事に大きな意義があるのだそうです。

ある本の中で
「世の中には古いもが多く、新しいものはそれ以上にある。けれども、古い形体を保ちながら永遠に新しいフォームをみせる神宮は現代に生きる神話である」
と例えられているのを読み 
古き良きをそのまま残していくのではなく、その行いを繰り返し、未来に繋げていくという事で、永遠に変わらないものを残しているのかと思いました。

永遠に変わらないものとは…
建物、技術、それだけではなく、
考え方や信仰、人と人、人と神様との繋がりなど、人として大切な心のこと
なのではないかと気がつきました。

まだまだ勉強の途中です。
もっと知って、今回、自分が思った事、考えたことが本当にそうなのか確かめていきたいと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?