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語学書の著者のコラム

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ベレ出版語学書の著者による、本を書くこと以外のお仕事の話、教えること、ことばにまつわること、言語について。
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#タイ

タイのんびり食べ歩き散歩#4

難波江ティチャー タマチャー(ト)オーシャーサワッディー カッ タイ語の本を書いている難波江(なばえ)ティチャーです。 これまで3回にわたりタイの軽食を紹介してきましたが、最後となる今回は、素晴らしい景色のあるレストランへ行ってみましょう。 最近タイのレストランはますます進化しています。どこが進化しているかと言うと、レストランの雰囲気ですね。特に郊外の広い土地では、スペースを取って、お客さんが気持ち良く過ごせて、リラックスできる場所を提供しています。 タイは一年中暑い国

タイのんびり食べ歩き散歩#3

難波江ティチャー ソムタムサワッディー カッ タイ語の本を書いている難波江(なばえ)ティチャーです。 今回とりあげるタイの軽食は「ソムタム」です。 タイ料理が好きな方はソムタムを食べたことがあると思います。ソムタムは青パパイヤを使ったサラダで、タイの国民的な一品である軽食で大人気です。タイの各地方には代表的な料理がありますが、ソムタムは東北地方の代表的な料理と言えます。 前2回で紹介したカノムクロックとバナナ揚げはタイ中部の軽食で、甘さがあり、デザートとして食べられます

タイのんびり食べ歩き散歩#2

難波江ティチャー グルアイケークサワッディー カッ タイ語の本を書いている難波江(なばえ)ティチャーです。 今回とりあげるタイの軽食は「グルアイケーク」です。 グルアイケークとはバナナ揚げのことです。「グルアイトート」とも呼ばれています。タイはバナナがたくさん採れる国です。また、採れるバナナには何種類もあります。 以前できた新しい法律により、使われていない土地には税金がかかるようになりました。そのため、利用していない土地の持ち主の多くは、農家としてバナナを植えています。

タイのんびり食べ歩き散歩#1

難波江ティチャー カノムクロックサワッディー カッ タイ語の本を書いている難波江(なばえ)ティチャーです。 今回で3回目となるベレ出版さんのnoteでの連載のテーマは「タイの軽食」です。 タイ料理といえば、皆さんは何を思い浮かべますか?グリーンカレーやトムヤムクンのように辛い食事が多いかと思います。タイではこれらの食事の他に、軽食を食べる習慣があります。今回はタイの美味しい軽食を知りましょう。そして、食事を通じてタイの楽しさを味わいましょう。 初めに紹介したい軽食は「カ

タイのドラマに登場するタイ料理-その4

難波江ティチャー  タイの人気ドラマを観るのに、ちょっとタイ語がわかれば、一層楽しく観られると思います。今回はドラマに出て来るタイ語を理解してみようのコーナーです。  まず、登場人物は自分のこと(一人称)や相手のこと(二人称)を呼ぶとき、どのような言葉を使っているか見てみましょう。  タイの文化では、相手の身分や相手との関係によって話し方が変わります。よく変わるのは主語や文の丁寧さなどです。また、タイ語では、女性と男性の言葉を使い分けています。  一回目に紹介したドラマ「

タイのドラマに登場するタイ料理-その2

難波江ティチャー 「บุพเพสันนิวาส [bùp-phee sǎn-ní-wâat] ブッペー サンニワー(ト)」(日本語タイトル「運命のふたり」)に出てくるタイ料理 次に紹介したいタイの人気ドラマは、「บุพเพสันนิวาส [bùp-phee sǎn-ní-wâat] ブッペー サンニワー(ト)」(日本語名「運命のふたり」)というタイトルのドラマです。日本人でも知っている方がいるかと思います。このドラマは現代の主人公が昔の時代に入り込み

タイのドラマに登場するタイ料理-その1

難波江ティチャー  タイのドラマを見たことがある方は少なくないと思います。恋愛や友達関係、家族、ホラー、コメディなど、いろいろなストーリーの中で、食事のシーンはよく出て来ると思います。ドラマの内容も楽しいですが、登場人物が何を食べているかも気になりませんか。今回はタイのドラマの中に登場する食事を見てみましょう!  まず、タイ料理と言えば、何を思い出しますか。 カレーやスープ類なら、トムヤムグン、グリーンカレー、マッサマンカレーなどでしょうか。サラダ類なら、ソムタム、ヤムウン

微笑みの国、タイの魅力―その4

難波江ティチャー 「どこにいても自分の家が一番」 豊かな国土、自然環境も厳しくなく、国王のお陰で植民地にもならず、言葉や祭りなど独自の文化を持つタイは、国民たちに笑顔を与えているのではないでしょうか。さらに、自分の国は一番だと思っているタイ人がほとんどです。そして自分の国を愛していると言えます。 タイには、こういう言葉があります。「อยู่ที่ไหนไม่สุขใจเท่าบ้านเรา yùu thîi-nǎy mây sùk-cay thâw bâan

微笑みの国、タイの魅力ーその1

タイと聞いて何を思い浮かべますか。タイ料理にトロピカルフルーツ、タイダンスにキックボクシング、真っ青な海、山岳民族、仏教国、タイマッサージ、タイシルク、などでしょうか。ここでは、「微笑み」を中心に、タイの魅力を私なりに綴ってみたいと思います。 笑顔あふれる国 タイを訪れる多くの人が、タイは笑顔であふれていると言います。私はタイに生活していた頃には、気が付きませんでした。タイに戻るたび、タイ人はいつも笑顔で、笑いやすいと感じ始めました。 この背景は何でしょうか。 ▲タイ東北