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語学書の著者のコラム

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ベレ出版語学書の著者による、本を書くこと以外のお仕事の話、教えること、ことばにまつわること、言語について。
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2022年9月の記事一覧

僕が見たアメリカ[8]~これだから異国の生活は面白い ~

藤井拓哉(英語講師) アメリカってそんなに危険? アメリカの印象について日本人に尋ねると「怖い」といった印象を持たれる方が多くいます。 確かに、銃の乱射事件のニュースをよく耳にするため「日本よりも危険」といったことを連想される方は多いでしょう。しかし「事件に巻き込まれる危険性」という観点に関して言えば、(ちょっと楽観的過ぎかもしれませんが)住む場所と住み方さえ気をつければ、命が脅かされるほどの危険はないというのが私の意見です(しかし、日本に住むより注意は必要です) では

僕が見たアメリカ[7]~これだから異国の生活は面白い ~

藤井拓哉(英語講師) 英語がわからないことによる「差別」 アメリカという国を語る上で、切っても切れないのが「差別」だ。 「人種差別」は、言わずもがなだが、アメリカに行く多くの日本人がまず経験するのは「言葉がわからないことによる差別」だろう。アメリカ人は、ストレートに物事を言ったり、露骨に態度に表したりすることが多いためこちらが受けるショックも大きい。 私の友人は、アメリカの空港に着くなり、いきなり洗礼を受けたと言う。 「お腹が空いていたから、ハンバーガー屋に行ったんだ

僕が見たアメリカ[6]~これだから異国の生活は面白い ~

藤井拓哉(英語講師) マイノリティーであれ!日頃から留学を勧めている私。そのため、学生から「先生は、アメリカに留学して良かったと思えることは何ですか? 英語が話せるようになったことですか?」といった質問もちょこちょこ受けます。 確かに英語が話せるようになったのは大きかったです。おかげで、英語の教員として、家族にメシを食べさせることができているのですから(ちなみに英語でも put food on the table で「生活していく / 養っていく」という意味を表すことがで

僕が見たアメリカ[5]~これだから異国の生活は面白い ~

藤井拓哉(英語講師) アニメ人気、半端ねぇ〜!😆 「日本と言ったら?」とアメリカ人に尋ねれば、多くの人が Anime! と答えるでしょう。 日本で人気のドラゴンボールや、ワンピースはアメリカでも大人気! おそらく日本の首相を知っているアメリカ人よりも「麦わらの一味」を知っているアメリカ人の方が多いでしょう。 僕がアメリカにいた時は「そのTシャツどこで手に入れた?!😱」というアニメのキャラの服を着ている人もかなり多かったですね。 ひと昔前なら日本と言えば Samurai