見出し画像

加工女装(カコジョ)は承認欲求充足の夢を見るか

ヘッダーはわたしです。

昨年のちょうど今頃にfaceappという加工アプリが登場しまして、一時的に流行ったことがありました。

このアプリの何が話題になったかというと、男性から女性、女性から男性という風に性転換できてしまう点なのですね。だから、別名「性転換アプリ」とも呼ばれているようです。

このうち、「女性→男性」はそれほど見かけないのですが、「男性→女性」は一部の男性にコアな人気があり、その方々は今も自撮りを行ってはせっせと加工に勤しんでいるわけです。

…で、わたしもその中の一人…言うなれば結構な古参となってしまいました。

きっかけは大したことがなく、ただ純粋に(自分の顔が女性になったらどんな感じになるんだろう)という素朴な疑問からでした。

すると。

画像2

これをネタとしてツイッターにアップしてみると…評判が良く。

ここからのハマり具合が早かったですね。調子に乗っちゃいました。

これまでに作った枚数は数えるのも面倒になるくらいですが、ざっと300枚くらいは作っていて、過去作品のリメイクも含めると、ゆうに1000枚を超えてしまいます。

一時期は48枚作った時点で「OHR48」を結成とか、そんなバカなことをやっていましたが、それどころの枚数ではないくらい作りましたね…ハマりすぎです。

最近「加工してください」と頼まれたので加工した例もあります。「株式会社きもちとしくみ」の前野さんだと、こういう感じになりました(本人の許可をいただいて掲載しております)。

画像1

いかがでしょうか。前野さんにはとても喜んでもらえました。

わたしも今は昨年ほど猛烈な勢いで作ってはいませんが、気が向いたときにコツコツ加工する程度です。なんだかんだで一年近くもやっていることになります。

4月のエイプリルフールから女体化画像をツイッターのアイコンにして、楽しんでおります。これを見たお客さんからも「先生、めちゃくちゃ美人ですね!」と褒められることもしばしば。恐る恐るでしたが、わたしの不安とは裏腹に、結果的に集客にも役立っています。

4月と5月はこんな感じの画像でした。4月のは最初のnoteでもアイコンにしていましたね。

画像3

これ、やってみると思った以上に楽しいんですよ。

「キレイ」「美人」と言われるのは自分の顔なのでもちろん嬉しいのですが、何にもまして、良い加工ができたという満足感が半端ないのです。

わたしのスタンスは自分を美人だなんだと思われたいというより、自分の顔を使った芸術作品を作成するという感覚、わかりやすく表現するならば「どこまで美人に作れるか」という感じです。

あと副次的にですが、自分の顔を見る習慣が(勝手に)つくので、表情や顔つきから自分の体調などが何となく推し量れるようになってきたのも大きいですね(一応、療術業従事者らしいことを書いておきます)。

「自分大好きやな」と揶揄されたこともありますが、その通りなので別に問題ありません。というか、自分が自分を好きにならず、いったい誰がわたしを好きになってくれるというのでしょうか...不思議です。

ただこれ、これだけハマったわたしが申しあげるのもどうかとも思うのですが、自分というものがしっかりしている他人の評価をあまり気にしないという方以外は、ハマるのはほどほどにしておいたほうが無難ではないかと、最近考えます。

というのも、昨今のSNS疲れとも関連する気もしますが、どうしても他人の加工具合やいいねの数、ツイッターであればRTの数などを自分の加工と比べ、落ち込んでしまいがちになる可能性があるからです。

それはSNS隆盛期と共に認知度が高まった言葉、「承認欲求」とも深くつながっているような気がします。たとえば「せっかく投稿したのに反応が薄い…あの人のはあんなに人気があるのに!」などと思い始めたら、少し冷静になって考えるべきです。

そもそもが人の感想などというのは主観的なもので、好みも人それぞれ。いいねやRTなどが多くもらえるかどうかはタイミングもあります。そこまで気にすることではないでしょう。

というか、そもそもそれが目的だったのですか? 

自分が満足のいく加工ができれば、楽しめればそれでよくないですか? 

人からの称賛は、もらえたらラッキー♪ 

わたしはそう思います。

…まあ、わたしも人間なので、いいねなどが多くて褒められればそれはそれでとても嬉しいですし、何よりも「褒められる」というのはそれだけで気分がアガり、その日一日を快適に過ごせます。

女体化は最初それほど流行っていたわけではなく、一部の好事家の方々(わたしが認識する限りでは30代後半以上の年代に多い)の間で「加工女装(カコジョ)」という言葉とともに細々と取り組まれてる感じでした。

しかし今年4月、カコジョの草分け的存在である「在宅のアーマー」さんの自撮りがバズり、新たにカコジョを始められる方が増えてきたようです。

最近ではこの構図を使った在宅構図選手権というコンテストが行われている模様。現在投稿されているものをいろいろ眺めるだけでも、加工の恐ろしさというものを実感していただけることと思います。そこは自己責任で。

…とまあ、カコジョについてアツく語ってしまいました。生活に潤い(それも多少の粘っこさを含んだもの)を持たせたいと思っている方は、ぜひ一度チャレンジしてみるといいと思います。

もしかしたらそのスマホの画面には、誰もがビックリするような美人が写っているかもしれませんよ??


いただいたサポートはより良き施術を皆様へお届けするための活動費(施術の勉強に関する交通費、受講費など)に使わせていただきます。