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エンジニア採用活動で振り返りをやってみて

この記事は、ふりかえり Advent Calendar 2022 の8日目の記事です。Journeymanさんからバトンを引き継ぎました。西から来た馬ヅラの男という通り名で活動しています。

自分は、エンジニア採用の担当者です。数年前から中途採用を中心に採用活動をしています。今年はエンジニア採用の活動に、定期な振り返り活動を取り入れました。

数字の振り返りはしてたけど

過去にシステム開発に携わっていた時はチームで振り返っていましたが、エンジニア採用活動をやるようになって「自分たち」の振り返りをしなくなっていました。採用活動では常に数字を気にします。例えばスカウト数、スカウト返信数、カジュアル面談数、選考数、辞退数などなど。キャリア採用で使う手法のダイレクトリクルーティングやエージェントでも数字を見ています。これらの数字を月単位、四半期単位で追いかけていたので、それで振り返りをした気になっていたのかもしれません。数字だけ見ていて、「自分たち」チームメンバーでの振り返りはしていませんでした。

「ITエンジニア採用入門」に出会って

今年、ITエンジニア採用入門が出て、「継続改善」の章を読んだ時、自分たちには振り返りが足りなかったと感じました。そこで早速YWTによる振り返りをメンバーで行ってみました。「YWT」は「やったこと(Yattakoto)」、「わかったこと(Wakattakoto)」、「次やること(Tsuginiyarukoto)」でふりかえる手法です。4半期を対象に行ってみたところ、意外と自分たちはいろんな新しいことに取り組んでいるんだと気づきました。また数字から気づきを得ていたことがわかりました。ただそれを共有できていなかった、チームで共通認識を得ていなかったです。

冒頭に述べた数字は見ていたが振り返っていなかったというのは、数字に一喜一憂しすぎて、そこから得られる洞察や数字を踏まえての対応策の検討が甘かったことに気づきました。

施策面の振り返り

自分たちの振り返りは、YWT方式で四半期単位で行っています。採用実務を担うチームメンバーでひたすら付箋に書き出します。付箋に書くと大小あわせて自分たちがいろんな施策に取り込んでいたことに気付きます。
やったことを話し合うと、感謝の気持ちと前向きな気持ちが生まれます。わかったことを話し合うと、市場の変化や以前やった施策が効かなくなるなど洞察が生まれます。次やることを話し合うと次の期に向けた意欲が生まれます。非常にポジティブな気持ちで日々の業務に取り組める気がします。

新しい施策を取り込みすぎて

振り返りを行うと「次やること」「トライ」のアイデアがどんどん出てきます。挙がった施策を吟味して、日々の活動に「追加で」組み込みます。活動量が増えて一見採用活動が活性化します。しかし、削ることをせぬまま増やすと次第に余裕がなくなり足元の仕事でいっぱいいっぱいな状態に陥ります。
厳しいエンジニア採用の状況を打開するため、いろんな新しいチャレンジが生まれます。いろいろ手を付けると、いわゆるとっ散らかった状態になります。新しいことをやる代わりに断捨離活動ができていませんでした。今後は、振り返りの中で見直し、活動を削ったり効果が薄い施策はやめる、省略するよう実行に移していきたいと思います。

まだまだ自分たちの振り返りは道半ばです。これからも振り返りをしていきたいと思います。以上です。

明日は、ふりかえり Advent Calendar 2022 の9日目amixedcolor(エイミ)さんです。


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