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【回顧】My AKG Live 2008 -1/2-

3回目の投稿です。間が空いてしまいました。

人間の記憶というのは完璧なものではなくて、やはりいずれ老いることで脳からも消え去ってしまうであろうことを考えるとこうして文字化してどこかに留めることも必要だなと。
このアジカンの振り返りしてて改めて思いました。

何が言いたいかって、結局自己満足の中で書いてるものですが、こうして読んでくださる方がいるのは、本当にいつも感謝でございます。ありがとうございます。

前回までのもなんとなく貼っときます。



では。


【6】Tour 2008「ワールド ワールド ワールド」(全28箇所31公演)
▶︎2008.5.15 札幌 PENNY LANE24


アルバム「ワールド ワールド ワールド」を引っ提げたツアー。このツアー、スケジュールにちょっとした特徴がある。昨年の「ファンクラブ」リリース後のツアーはZeppのある主要都市では基本Zepp2DAYS開催だった。が、今回のツアーでは敢えてZeppを外し、その一つ手前の大きいキャパのハコを選択しているように見える。というかそうしているのだと思う。

仙台のみZepp開催ではあるが、これは当時Zeppの一つ前の大きいキャパが多分CLUB JUNK BOXくらいまでキャパが下がってしまうこととさすがに需要と供給のバランスが釣り合わなさすぎることを懸念したのではとか勝手に思っている(ちなみに仙台CLUB JUNK BOXのキャパは約450人)。

ちなみにこの2008年は、年末に恒例の酔杯ツアーで札幌・仙台・福岡はZepp、そして東名阪はアリーナ規模の会場が選ばれているのもあって、アルバムツアーでは、この規模感にした可能性もあると思う。あくまで推測です…。

ということで、札幌はZeppではないとなると、これはもう札幌市民ならお馴染みの「ペニーレーン24」。一応ネットとかではキャパは500人て表記されてる。が、以前、自分がピロウズをペニーレーンに見に行った時の整理番号が「630」だったことから、真相は定かではない。650くらいはいるんじゃないかとか思っている。なので、キャパ的にはZeppの1/3程度になってしまったわけで、勿論即完。

ではまず行った札幌公演のセットリスト。

1 ワールド ワールド ワールド
2 アフターダーク
3 トラべログ
4 No.9
5 自閉探索
6 振動覚
7 24時
8 ナイトダイビング
9 桜草
10 旅立つ君へ
11 ネオテニー
12 夏蝉  (当時未発表曲)
13 ライカ
14 惑星
15 センスレス
16 アンダースタンド
17 君という花
18 転がる岩、君に朝が降る
Encore
19 未だ見ぬ明日に
20 N.G.S
21 ループ&ループ
22 新しい世界

昨年のライブでオープニングセッションとして披露されていたものが『ワールド ワールド ワールド』として正式に曲となってから初めて聴いた。演奏されているときのステージ上の照明は暗い中で青い光が微かにステージ上を照らすような感じ。そこからの『アフターダーク』の流れが、タイトルの文字通り、どこか夜明けのドラマチックな感じ。それに興奮していた当時高2の自分。

『アフターダーク』が終わり、『トラべログ』に繋がっていくのだが、忘れてはならない、この曲前のセッション。

上にリンクつけましたが、アジカンファンならお馴染みのあのセッション。当時は『トラべログ』の前でも披露されていた。キー変わると雰囲気全然変わってこれはこれで新鮮。今『トラべログ』演る時はもうこのセッションはないので、貴重といえば貴重。じゃあ、ここでこのセッションやってるから、このツアーでは『Re:Re:』は演奏されていないのか、となると、そうでもない。このツアーでは唯一広島公演で演奏されている(あくまで個人調べ)。その時のバージョンがどうだったかは定かではないが気になる…。原曲Ver.かな?

『トラべログ』~『No.9』の流れは曲のテンポ感が似ているせいか、聴いていてすごい気持ちよかった。

次の5曲目、6曲目は日替りゾーンになっていて、他の日では、「フラッシュバック」、「ワールドアパート」も演奏されていて、この4曲から日替りでチョイスされてるみたい。

また、本編12曲目、アンコール1曲目(一部の会場例外あり)も日替りだったようであり、ここは当時発売前の新曲が演奏される箇所。他所では「ムスタング」も披露されていた。
前にも書きましたが、当時のアジカン、ツアー毎に未発売新曲を毎回やってるの本当に恐ろしい。

『旅立つ君へ』~『ネオテニー』の流れは音源通り、間をあけず、そのまま流れ込んでいく。『旅立つ君へ』の最初では、ステージ上の照明はすごく明るかったのに、『ネオテニー』に近づくにつれてステージ上の照明も少しずつ暗くなっていく。しかし、それが曲に引き込まれるような感覚を生んでいるように今になって思い出しては感じる。当時はたいして何も考えてない。今もだが…。

また、『旅立つ君へ』はアルバム制作の中で『アフターダーク』と『ネオテニー』を繋ぐために意図して作った楽曲だ、というのを当時の雑誌のインタビューで読んだのを覚えている。だからか、このツアーでも、そしてそれ以降も『ネオテニー』は単体で披露されることはあっても『旅立つ君へ』が単体で演奏されたことはない。なんなら『旅立つ君へ』はこのツアーとアルバム「マジックディスク」のツアーの2010年公演でしか演奏されていない。ザ・レア曲になってしまっている。

『惑星』は、初披露にもかかわらず、音源にはないセッションが間奏にぶち込まれていて当時めちゃくちゃ興奮した。アジカン天才すぎないか?このセッション、どこかミッション・イン・ポッシブルの要素を感じるのは自分だけでしょうか…。

あと個人的に思うのが本編終盤に『アンダースタンド』があるのがすごい当時を感じる要素としてある。

アンコールでは、ゴッチが「この地にゆかりのある曲を」と言って『N.G.S』が演奏された。いうまでもなく、あのNUMBER GIRL、解散の地、解散ライブが行われたのが、ここ「札幌PENNY LANE24」なのだから。

正直、もう15年も前のことなので、MCで何話していたかはほとんど記憶から消えてしまっている。残念。でも、上の発言だけはしっかり覚えている。

そしてライブの一番最後は『新しい世界』。Eコードで終わる解放感がたまらない。


ちなみに、現状、アジカンがペニーレーンでライブをしたのは、この日が最後。
この後は基本的にZepp Sapporoか、カナモトホールがメインになっていきますね。

なので、今年のサーフのツアー札幌編が「札幌ファクトリーホール」っていうのは新鮮ですね。
過去にアジカンは、同会場はストレイテナーのツアーの対バン出演で2017年に演ってます。それ以来2度目かな。

ファクトリーホールのキャパは一応1000人なので、そこまで大きくないです。いや、大きいけども。


最後に。

2008年のゴッチのビジュアルが意外と好きだったりします…。


秋のツアーについては、次の記事で書こうと思います。


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