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看護師が企業就活をしてみた(MPH×看護師)

0.自己紹介

こんばんは、ベンゼンと申します。初めて私のnoteをご覧になる方もいらっしゃると思いますので、自己紹介をします。2017年に看護大学を卒業して、がん専門病院の看護師になり、3年間フルタイムで働いたのちに2020年4月から公衆衛生大学院(SPH)に進学しました。現在は修士2年目で、2022年3月に卒業予定です。卒業後はヘルスケア系のミドルベンチャー企業に就職します。
記事を最後に書いたのはSPHに入学する前でしたので、もう1年半以上前になります。時間の流れは早いですね・・・現在は12月に迫っている修論提出に向けて同期と励ましあいながら日々を過ごしています。

1.就活noteを書こうと思ったきっかけ

MPHホルダーへの関心が高まりつつある中、保健師や看護師といった専門職としてだけでなく、MPH×医療職として専門性を発揮できるような企業への就職の機運も高まってきているように感じます。

実際にMPH卒業後の看護師の進路としては、行政系(厚労省看護技官や行政保健師)、民間系(シンクタンク/コンサル、ヘルスケア企業、産業保健師)、博士進学、臨床復帰、の大きく分けて4つほどに別れるかなという個人的な印象があります。 その中で私と同じように、企業就職も視野に入れて考えている看護師さんがいらっしゃれば、n=1の個人的な経験でも共有する意味はあるのかもしれないと思ったのがきっかけです。

内定式後に23卒募集がもうすぐ始まるという話を社員さんがされていて、(もうベンチャーなどは募集が始まるのか!そういえば私もちょうど1年前から活動し始めたのか・・・!)とハッとなりました。そこで先日このようなツイートをしました。本格的にシーズンが始まってしまう前にnoteにしようと思います。

2.MPH看護師の就活

 病院への就職活動は経験があるけど、一般企業への就職活動ってどう違うの?と思っている看護師の皆様、私も1年前はそうでした。SPHで学ばれている看護師さんの就活の形としては、「新卒採用」と「既卒採用」の大きく2つに方法が分かれるので、以下それぞれについて記載します。

3.MPH看護師の就活スケジュール~新卒採用~

新卒採用の場合は一般的に想像できるような”普通の就活”を想像していただくといいと思います。時期や大まかなタイムスケジュールなどはこちらのサイト("就活はいつから始める?23卒・24卒の選考解禁時期や就活スケジュール")が参考になると思いますのでリンクをつけておきます。また画像を上記サイトから引用しました。

画像1

(https://internshipguide.jp/columns/view/shukatsu_sched_1より画像引用)

このように外資系企業やベンチャー企業などはM1(大学3年生と同じ時期にあたります)の秋から採用がスタートするところが多いということが分かります。私の内定先も10月末から23卒向けの説明会がスタートします。

4.MPH看護師の就活スケジュール~既卒採用~

私は既卒向けの転職サイトにもいくつか登録していましたので、ヘッドハンターさんから連絡をいただき、何人かの方と電話で就活市場の概況を聞く機会がありました。既卒就活の場合は動き出しがかなり遅く、M2の10月くらいから本格的に活動がスタートするような感じです。(半年~3か月前くらいが目安らしい)

ただそれまでに転職市場はどのような感じなのか、求人はどのようなものが出ているかなどヘッドハンターさんと定期的に連絡を取り合って情報交換しておくのがいいと思います。自身の状況も定期的に話しておき、ヘッドハンターさんと関係を築いておくことで、自身に合うような求人が出たらすぐに連絡をもらえるように準備しておくに越したことはないと思います。

5.就職活動を始めるにあたっての準備

<登録した就活・転職サイト>
リクナビ(王道ですね)
Wantedly(一番お世話になりました)
ビズリーチ(ここで連絡をくれたヘッドハンターさん達と主にお話ししました)
LinkdIn(あまり使わなかったけど、就活に向けてプロフィール更新したしヘッドハンターさんからの連絡もちらほらきた)

<準備したもの>

ちゃんとしたスタジオで撮った証明写真(1万くらいしました)(参考に私がお世話になったスタジオファンさんのリンク付けてます。池袋と渋谷にあります)
・就活用黒バッグ(買ったところは忘れたけどどこかのスーツ屋さん)
yagish デジタル履歴書作成サイト(使いやすいしやぎかわいい)

<参考にしたもの>
・希望する会社のサイトや採用ページ
・aritakuさんのヘルスケアメディカルカオスマップ(※2020年度の有料版を購入しました。情報収集には最適です)

6.自身が体験した就活(2020年10月~2021年3月)

ここからは実際に自身の就活体験を時系列で当時のツイートをみながら振り返っていきたいと思います。(文中にはA社、B社、C社が出てきます。)

2020年10月
・A社新卒向けオンライン会社説明会に初めて参加する
・ビズリーチで連絡をくれたコンサルタントさんと電話で面談して、製薬企業またはCROの就職活動について教えてもらう(既卒の就活は半年前くらいで良いと教えてもらう)

2020年11月
・会社説明会に参加したA社の人事さんとカジュアル面談をさせてもらう
・本格的な就活開始に向けて証明写真を撮りに行く

2020年12月
・博士進学もいいなあと思いながらも就活をぼちぼち進める
・選考に進んだ会社のA社オンライン面接(1次、2次)が滞りなく終了

2021年1月
・A社社員さんとの面談を組んでもらう(採用の面接とは別)
・Wantedlyで声をかけていただいたB社の人事の方とカジュアル面談をする
・論文の進捗が芳しくなく精神を病んでいた&緊急事態宣言発出につき、就活の進捗はなし

2021年2月
・社員さんとの面談を組んでもらう(採用の面接とは別)
・声かけてくれたC社の人事の方とカジュアル面談をする
・ビズリーチ経由で連絡あったヘッドハンターさん2人と電話面談
・Clubhouseが流行り、気になってた医療ベンチャーの代表さんの話を聞いたり、ビジネスパーソンの話を聞いたりして勉強した気分になる(就活となんら関係ない)

2021年3月
・A社で対面で最終面接
無時内定をいただき、私自身も心が決まっていたので内定受諾する

就活終了!

7.終わりに

最初に就活を始めた時は、製薬企業やCRC・CRAなどについても情報収集をしていましたが、医療系データの利活用に興味があったので、最終的にはデータ×医療がコンセプトにあるようなベンチャー企業さんに絞って就活をしました。最初に申し上げた通りn=1の個人体験記ですが、企業就活にハードルを感じやすい看護師の皆さんの心理的なハードルを下げる一助になれていれば幸いです。

質問やコメント、追加してほしい情報などありましたら、Twitterアカウントの質問箱やリプライ、DMなどいただけると嬉しいです!
長々とお付き合いいただきありがとうございました。

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